2020.04.24
ジョシエネLABOミニコラム 〜足元から始めるSDGs(8)〜 目標11:住み続けられるまちづくりを(下)
環境に優しくなれば住み続けたいまちになる
先日東京駅で「エコ結び」というリーフレットを見つけました。東京駅周辺地域の参加店舗で、支払いを電子マネーにすれば支払額の1%が森林保全などの環境活動支援の基金となるという取り組みです。開始から8年で集まった基金の総額は6,000万円以上、850万の人と約600店舗が参加してきました。 実は東京駅のある千代田区は環境モデル都市として長い歴史を持つ地区で、観光客らを含めると昼間人口は300万人ともいわれています。膨大な人口を抱える千代田区だからこそ、区に関わる全ての人が楽しみながら環境にいい行動を続けられるようにと様々な角度から工夫がなされているのです。 こうした取り組みは「千代田区エコシステム」と呼ばれています。例えば地域の大学では学生が環境行動をとることで単位を取得できるような企画があり、企業と学生、また、地域と学生の交流も盛んだそう。また先ほど紹介した東京駅周辺地域エリアでは、地下にある巨大な冷暖房システムを地域全体で共有し、高い省エネ効果を発揮していたり、再開発事業にも補助金制度による省エネ対策は怠らないという徹底ぶり。 こうした全ての取り組みには区が指示するだけでなく、地域住民や企業同士のコミュニケーションとアイディア出しがあってこそ、ここまで発展していると感じます。「持続可能なまちづくり」のために行動することで「持続していきたい、住み続けたいまちづくり」に自然とつながっているのではないでしょうか。 ママライター 吉田茉央 環境新聞 2018年12月19日号より転載
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