2022.05.13
太陽光発電といえば、メガソーラーや戸建ての屋根の上に設置するものをイメージする方も多いでしょう。しかし、ベランダやキャンプ場などで手軽に太陽光発電ができる商品が普及しており、今では多くのソーラーパネルやポータブル電源が市場に出回っています。 賃貸でもベランダを活用して発電したい!という方に向けて、体験談をもとに太陽光発電の方法やメリット・デメリットを紹介します。
ベランダで太陽光発電するには何が必要?
太陽光発電キットとは?おすすめは?
ベランダ太陽光発電のメリット・デメリット
太陽光発電キットの選び方
まとめ
ベランダで太陽光発電をするには、ソーラーパネルやバッテリー、インバーターなどをそれぞれ用意し、ケーブルで回路を構築するのが従来の方法でした。しかし今は必要な道具が一式揃った専用の太陽光発電キットが売っているので、配線などの特別な知識がなくても気軽にソーラー発電を始められます。 なお、ソーラーパネルをベランダに常設したい方や発電量をカスタマイズしたい方は、個別に道具を用意するのがいいでしょう。
インターネットの通販サイトで必要なものがすべて揃ったキットが売っているので、初心者はこうしたものを購入するのがおすすめです。 なかでもおすすめなのがJackery社のポータブル電源とソーラーパネル。なんといってもインバーターやコントローラーが不要なうえ、ケーブルは1本だけなのでシンプルで見栄えもよいです。バッテリーは防水対応でないため、基本ベランダに出しっぱなしにはできませんが、機材が2つだけなので取り回しがよく、収納も場所をとりません。 どのように使いたいか、どの程度発電したいのか、予算はどの程度なのかなど、よく検討してみてくださいね。
太陽光発電キットを購入して1年を過ぎ、具体的なメリット・デメリットがみえてきたので詳しく紹介します。 【ベランダ太陽光発電のここがよかった!】 ・スマホやイヤホンなど、こまめな充電を必要とする電子機器がすべて太陽光で賄えた ・子どものSDGs教育に役立った(再生可能エネルギーの知識を得られた・興味をもってもらえた) ・待機電力がいかに無駄か、身をもって知れた(充電せずにコンセントを指しているだけでも、数ワット使用していることが表示されるため) ・常に充電しておくことで自然災害にも備えがきき、気持ち的にも安心 ・窓越しでも多少発電できる時期があるので、出し入れしなくてよく、楽だった
【ベランダ太陽光発電のここが悩み…】 ・季節によって太陽の位置が変わるので発電しづらい時期があった ・急な天候の変化に対応できないので、天気が不安定な日はベランダに出せないこともある ・すぐにベランダに出せるよう窓際に置いているが、やはり邪魔に感じることがあった ・曇りや雨が続くと家族みんながっかりする ・容量によるが、電気代を節約できるほどの明確な効果は感じられない
太陽光発電をする際には、「何Wのソーラーパネルを買えばいいのか」「バッテリーはどの程度がいいか」「どのメーカーのソーラーパネルがいいのか」など悩みが尽きません。 まずわたしは、どんな家電をバッテリーで動かしたいか考え、700Whのバッテリーを購入しました。購入当時Webサイトの製品詳細に「700Whのバッテリーは500Wまでの家電に対応している」と明記されており、パソコンや扇風機、小さなヒーターなどは動かせると考えたためです。災害対策としても役立てたかったので比較的大きめのものを買いました。
また、ソーラーパネルは何日間でバッテリーを満タンにしたいのか考えて選びました。わたしは100Wのパネルを購入しましたが、実際には太陽の下で100W発電するわけではなく、一番多くて60W弱程度しか発電しません。これはパネルの種類や太陽との角度、天候などで左右されるので一概にはいえませんが、少なく見積もっておくとよいでしょう。 わたしのもっている700Whのバッテリーは、100Wのソーラーパネルを用いると3日ほど晴れが続けば満充電できます。どの程度発電・消費したいのかを考えて選んでくださいね。
毎日こまめに充電していると、バッテリーの劣化が気になるところではあります。しかし、万が一に備えるという意味ではかなり心強いです。1年使ってみてまだそこまでバッテリーの劣化は感じられませんが、消耗品だと思って引き続きベランダ発電の電力を活用していきたいです。皆さんもぜひベランダで手軽にソーラー発電を体験してみてください! 参考URL:https://www.jackery.jp/
ママモデル、ライター、Webディレクター、宅建士など幅広く活動している一児の母。東京都在住。出産を機に、親子で学べる環境教育、暮らしに役立つ省エネやエコアクション、SDGsに関する情報発信をしている。省エネ・脱炭素エキスパート検定【家庭分野】取得。「わかりやすく、親子で楽しめる」をモットーに、SNSや企業サイトで執筆活動中。 https://www.instagram.com/mao.chiffonxchiffon/
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