親子ヨガで体も心も健康に!「オーガニックライフTOKYO」イベントレポ
親子ヨガで体も心も健康に!「オーガニックライフTOKYO」イベントレポ|まおさんちのエコ育と省エネ実践ノート
4月21~23日に開催された東京エリア最大級のヨガ&ライフスタイルイベント「オーガニックライフTOKYO」。ヨガ講師約100人を招き、上級者はもちろん、初心者から赤ちゃん連れまで約3万人が集まる大規模イベントです。ヨガに興味がない方でもオーガニックやエシカルファッションにこだわりを持つ方なら絶対に楽しめる充実した企業ブースに、子どもを遊ばせるスペースまで用意されており、これは出産を機にオーガニックに目覚めた私も行くしかない!と張り切って取材に行ってきました。
会場は中学校を改修して造られたアートスペース「3331 Arts Chiyoda」。JR秋葉原駅から徒歩10分弱、地下鉄など他の駅からのアクセスもよく、子連れでも行きやすい場所でした。イベントが行われていない時期でも、各教室が様々なアーティストの展示スペースになっていたりするので、ふらっと立ち寄っても楽しめそうです。スロープにベビーカー置き場、おむつ替えスペースや授乳室、使わなくなったおもちゃをリサイクルしポイント交換するシステムを導入したキッズスペース「かえるステーション」があり、別の機会にも娘を連れて来てみたくなるような施設でした。
「オーガニックライフTOKYO」ではヨガの他にも、関東近県で採れた無農薬・無化学肥料栽培などの野菜や、エシカルファッションブランド、ワインやビールといった様々な観点から持続可能なライフスタイルの提案をしています。今年で4回目となる今回、持続可能な社会を実現するための物事を提案する「グローバル・グリーンキャンペーン」との連動企画や、セクシャル・マイノリティにスポットを当てた写真展「OUT IN JAPAN」も同時開催していました。豊富なコンテンツで、ヨガは数えるほどしか経験したことのない私でも会場を回るだけで十分楽しめました。親子連れは多くはありませんでしたが、抱っこ紐で赤ちゃんを連れているママが多かったように思います。開催されているヨガクラスの中に親子で参加できるクラスもあるからなのでしょう。
ところでオーガニックアイテムってたくさんあって、興味があってもどれから手を付けていいかわかりませんよね・・・。小さな子どもを持つママならオーガニックコスメはオススメです!抱っこや遊びの中で、子どもがママの顔に手を伸ばしてくることも多いので、私も産後にメイク用品を買い替えました。自然派スキンケアながらエイジングにも力を入れている「インフィオレ」のブースでは新商品を体験することができ、私も手の甲に化粧水を塗ってもらったのですが、すべすべになった私の肌を触って娘も驚きと喜びの声をあげていました。また、子どもと一緒に安心して食べられる無添加・アレルギーフリーの食品や、肌に優しい布ナプキンなども始めやすいですよ。
今回のイベントで私が一番興味があったのがここ「EFJ store」。フェアトレードやオーガニックコットンなど、エシカルファッションだけを集めたセレクトショップです。エシカルファッションとは、環境問題や世界の貧困格差など、あらゆる社会問題に対してファッションを通じてアプローチしていく仕組みです。私も前回の記事執筆にあたって初めてきちんとエシカルについて学び、自分の買い物で誰かを助けることができるならとすぐに商品を買ってみたくなりました。とはいえ専業主婦には少しお高いかなぁというイメージがある中、実際に会場で商品を見てみるととても素敵で価格に見合っており、案外手ごろなアイテムも揃っていたのでついつい衝動買いしてしまいました。また、エシカルファッションブランドは海外の独特のデザインが私の好みに合わないかも・・・と勝手に思っていたのですが、「EFJ store」の商品は日本人がデザインを手がけているそうで、デザインだけでなく使い勝手もよく、本当に工夫されているなぁと関心してしまいました。
「EFJ store」のお向かいにある「みんな電力」のブースでは、大きな赤いロケットのようなオブジェが目を引きます。ダイエット?と思いきや、なんと世界初の移動式発電所なんですって!60秒間自転車のような発電機に乗ってべダルをこぐと、どの程度発電できたか画面に表示されるという仕組み。確かに自転車発電って興味あるけれど、どのくらい発電できるのか気になりますよね。私は可愛すぎる民謡アイドルに会って恥ずかしがる娘を乗せて挑戦。60秒間全力疾走はなかなかきつかったです。そして本気で発電した結果・・・0.4wh。電気代に換算すると0.013円だそう。けっこう頑張ったのにこれだけ!?というのが率直な感想です。体験直後は息あがってましたもん・・・。電気を作る大変さを感じ、また、電気を身近に作れる貴重な経験ができました。
「みんな電力」では、設立当初からあげている“誰でも電力の生産人口になれること”をコンセプトに、移動式発電所で全国行脚したり、将来的に自分の発電した電気を買い取ってもらい電気料金の支払いにあてる仕組みを作っていくそうです。発電所の横には面白発電グッズなどの商品も販売しており、インパクトのあるブースに若い女性が多く立ち寄っていました。
会場内に複数あるヨガが体験できるエリアは、有名な先生ばかりのため事前予約で埋まっているクラスが多かったです。中でも子どもと一緒に参加できるクラスがあり、赤ちゃんから小学生くらいまで幅広い年齢層の親子が参加していました。ベビーマッサージのように、肌の触れ合いを感じながら歌を歌ったり、一緒にポーズをとって体幹を鍛えたり、子どもたちはママとの触れ合い遊びにとっても楽しそうな姿を見せてくれていました。
親子ヨガはコミュニケーションの手段としても有効で、子どもの年齢を問わず楽しむことができます。たまのリラックス&気分転換にもなってそれぞれに良い効果がありそうですよね。親子ヨガは首の座った赤ちゃんから始められ、子どもが小さなうちはお腹に乗せたりして、ポーズをとるのはママだけだそうです。子どもが少し大きくなってきたら一緒にポーズをとったり、ママと触れ合ったりすることができます。一緒に親子ヨガを行うことで子どもの免疫力が上がったり、ストレス解消になったり、情緒が安定したり、ママも日々の家事育児で酷使した体を整えることができ、さらには産後の体の歪みを整えてダイエットできちゃうかも?!・・・やりたくなってきましたか?とはいえ、どんなポーズをしていいかわからない方も多いかと思います。まずは知っているヨガポーズを一緒にやってみることから始めるといいですよ。私は四つんばいのポーズから右足と左手を宙に浮かせてまっすぐ伸ばすポーズを自宅で子供とやってみました。2歳の娘にはまったく真似できませんでしたが、私がポーズをとっている間にお腹の下を通ってトンネル遊びをしました。そんな気軽なところから始めるのが初心者にはいいかと思います。
当日は天気がよく屋上スペースでは少し暑いくらいでしたが、ヨガクラスの参加者の皆さんはいい汗をかいたからか、活き活きとした表情で、会場内の雰囲気も明るくパワーがみなぎっているような感じを受けました。子どもがいても自分磨きができて、かつ環境のことも考えられて、参加しただけで前向きになれそうな、そんな素敵なイベントでした!次回は早めにホームページをチェックして親子ヨガクラスに申し込んでみたいと思います。会場となった3331 Arts chiyodaも大変アクセスが良かったので、お近くの方はぜひ行ってみてくださいね。
ライター紹介
吉田茉央(よしだ・まお)
ライターやモデルとして活動している家庭の省エネエキスパート・診断級の資格を持つ一児のママ。ジョシエネラボ立ち上げメンバーの1人。元エネドル省エネ担当。
https://tadori.jp/note/about_joshiene/
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