季節から見つけるエコ(2)熱中症予防について
読みもの|5.29 Fri

環境新聞 × ジョシエネラボ コラム
季節から見つけるエコ
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水遊びをしていても、保護者の方から子どもに声かけをして、頻繁に水分補給をしましょう

熱中症予防について
ー「暑さ指数」のチェックを習慣にー

 環境やエネルギーに関する女性の活動をサポートしているジョシエネLABOの水渡です。今月のテーマは「熱中症予防」です。
 都市部でのヒートアイランドはとどまるところを知らず、去年の7月1日から8月14日の45日間、最高気温が30度以上の真夏日ではない日は、東京で7日、名古屋で4日しかありませんでした。気温が安定して比較的過ごしやすい6月に、熱中症への対策準備をしませんか?
熱中症予防として、衣服の調節や日よけ、塩飴、扇風機など工夫できるグッズが沢山あります。子どものいるママ達にお勧めなのは凍ったペットボトル!500mlペットボトルに水かお茶を入れ、冷凍庫で4~5時間、均一に冷えるようにします。冷凍庫から出して(この時は凍った状態ではなく液体にみえます)ペットボトルに衝撃を与えると、中身が凍ります。0度でも凍らない過冷却水を冷凍庫で作り、衝撃を与えて凍らす方法です。「ペットボトル 過冷却 作り方」とウェブ検索してみると、参考になるページが出てますよ。
 また、熱中症を予防することを目的とした指標、「暑さ指数(WBGT)」があります。保育室や病院では“31を超えたら外遊びはやめておこう”、“28を超えたら外出は控えよう”と、暑さ指数を判断基準として使用している施設もあります。登録地点の暑さ指数をチェックできるスマホアプリもありますので、ぜひ「暑さ指数」でアプリ検索してみてください。個人のライフスタイルに合わせて、ぜひこの指数を参考にしてみてくださいね。
 気象庁は、翌日又は当日の最高気温が概ね35℃以上になることが予想される場合に「高温注意情報」を発表し、熱中症への注意を呼びかけています。熱中症を事前に防ぐことができれば、救急車や病院で使われるエネルギーが減り、自分の身体も無事に過ごすことができて一石二鳥。6月の涼しい時期に「暑さ指数」のチェックを習慣にし、ペットボトルで氷をつくる体験をしてみませんか?

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ママ気象予報士 水渡敬子
https://twitter.com/keizTENKI

環境新聞 2019年6月19日号より転載
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