2021.10.11
昨今ではCBDを体験できるお店やカフェ、ショッピングモールで取り扱う店舗も増加傾向にある。以前、TADORiでもCBDを記事として取り上げたが、後日、「CBDを使ってみたい」と興味を抱くきっかけになった方もいれば、「CBDから、大麻が検出したケースもあるし、大麻使用の誘導になりかねない」と懸念の声も上がった。そこで、今回は「CBDが安全か、実際にどうやって見分ければいいの?」「CBDを利用したいけど、良くないの?」という疑問を、行政機関に徹底取材してみた!
CBDの懸念点をタドる!
①東京都生活文化局消費生活部企画調整課に聞いてみた(メール)
東京都福祉保健局健康安全部薬務課監視指導担当(電話)
②東京都消費生活総合センターに聞いてみた(電話)
経済産業省消費者相談案内(電話)
厚生労働省(代表)(電話)
地方厚生局関東甲信越厚生局東京事務局(電話)
まとめ
懸念点を解消するためにする質問は、下記2点。 ・安全なCBDの見分け方とは? ・CBDへの不安はどう払拭すれば良い?
このたび、TADORiというサイトでCBDに関する情報を掲載したところです。有機農法で作られたCBDは昨今サステナブル業界で流行になってきており、善良な製品も多くあることから記事にした次第です。 ですが、悪質業者もいることから問題も少なくないCBDのため、TADORiで東京都と厚労省にこのような記事が問題ないか確認しています。 よろしくお願いいたします!
お世話になっております。東京都生活文化局消費生活部企画調整課です。 お問い合わせいただいた件ですが、記事を拝見したところ、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(通称「薬機法」)に関する内容になると思いますので、東京都福祉保健局健康安全部薬務課監視指導担当にお問い合わせをお願いいたします。
承知しました!
お世話になります。この度TADORiというサイトで、CBDに関する情報を取り扱っておりまして、伺いたいことがあります。CBDから、大麻成分THCが検出されたケースがあるようですが、消費者が見分けるための承認マークや規制ラインはありますか?また、CBDへのネガティブな意見に対する見解をお聞かせいただければ幸いです。
えっと…。認証マークや規制はないと思いますが…。こちらで予約を取っていただければ、後日記事の表現が適切なものか確認することはできますよ。
では、予約をお願いします。また、CBDに関する見解はお伺いできないでしょうか?
では、予約をお取りします。CBDの見解はちょっと答えできないですね。申し訳ございません。
見解などは聞けなかったが、予約は取れた!タドリの追跡は続く…。
東京都消費生活総合センターのCBDに関する記事を見つけた! “CBD(カンナビジオール)を含む電子タバコや健康食品等は大麻成分THCが含まれているおそれがあるため、ご注意ください”という見出し。「どうやって注意すればいいの?」という疑問を相談先電話番号に取材してみた。 (記事参照:https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/sodan/kinkyu/20200430.html?fbclid=IwAR34Dn9anW4FThSRMAA1kvIRfqW-yq-4HvjASXo6qtiwKHk8gqCPzrKa2b0) 前回と同じ質問を投げかけてみた。が。
消費者へのご案内窓口なので、こちらでは、対応しかねますが、経済産業省消費者相談案内がそういった内容は担当していますので。
承知しました。
はい、よろしくお願いいたします~。
え!?記事を上げている東京都消費生活総合センターから経済産業省を紹介された…!?
はい。
こちらでは対応しかねますので、厚生労働省にお尋ねください。お手数おかけして申し訳ございません。よろしくお願いいたします。
厚生労働省でも、CBDから大麻検出の記事を発見した!よし、取材しよう! (記事参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/other/torishimari_00004.html#)
こちらの件は、地方厚生局の関東甲信越厚生局東京事務局が対応できるとのこと確認取れましたので、そちらにご連絡いただけますか?
こちらの厚生労働省の記事に関しても、そちらでお伺いできるということでよろしいでしょうか?
はい、そちらが担当になりますね。よろしくお願いいたします!
これでやっと決着がつきそうだ…。
えっと、こちらの件は厚生労働省の代表電話番号にご連絡いただきたいのですが。
厚生労働省からこちらの番号をご紹介していただいたのですが…。
こちらでは、医療機関指導監査や摂取基準の届け出を担当しているので、厚生労働省担当のはずですが。ちょっとわかりかねますね。申し訳ございません。
あれ…。決着つかず。 相談窓口があるにも関わらず、行政機関の窓口では解決はされず、注意喚起を促すものの、どう注意すればよいのか、また購入してよいのか、素朴な疑問も解決されず…。
行政機関への取材では、CBDへの取り扱い方や、見解に明確な回答が得られなかった。「CBD論争!?Vol.2」では、CBD協会の見解を引き続きタドる!
エネルギーのポータルサイト「ENECT」編集長。1975年東京生、School of Visual Arts卒。96〜01年NY在住、2012〜15年福島市在住。家事と生活の現場から見えるSDGs実践家。あらゆる生命を軸に社会を促す「BIOCRACY(ビオクラシー)」提唱。著書に『虚人と巨人』(辰巳出版)など https://www.facebook.com/dojo.screening Twitter @soilscreening
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