2017.06.28
7月5日、オリバー・ストーン監督作品『スノーデン』のDVDとブルーレイが発売される。 エドワード・スノーデン氏(34)は、元NSA(米国家安全保障局)職員。2013年6月、自らの危険を顧みず、アメリカ政府による膨大な個人情報監視の事実を暴露したことで世界にその名を轟かせ、今はロシアに住む、その人だ。 パッケージには、氏のポートレートをバックに「SOLDIER、HACKER、SPY、HERO、PATRIOT、TRAITOR(戦士、ハッカー、スパイ、英雄、愛国者、反逆者)」の言葉が並ぶ。ウィキリークス創設者で現在、在ロンドンのエクアドル大使館に住むジュリアン・アサンジ氏(45)と似て、世界からのあらゆる賞賛と誹謗中傷を混濁させながら、存在で私たちに「正と悪とは何か」を問いかけるスノーデン氏の在り方。
本人と見紛うほど似ていた、主演のジョセフ・ゴードン=レヴィット(『インセプション』、『ダークナイト ライジング』)
映画の公開に合わせ、3年半ぶりとなったストーン監督の来日。記者会見は1月18日、ザ・リッツ・カールトン東京にて行われた
そんな氏の映画を、『プラトーン』や『JFK』など数々の大作は言わずもがな、近年はキューバの故フィデル・カストロ氏をはじめ、南米のリーダーたちとの対話をフィルムにおさめたり、日本と広島、沖縄と米軍の在り方にも言及を続けるストーン監督が撮るというのだから、嫌が応にも期待は膨らむ。
70歳のストーン監督。来日してから忙しく、一歩もホテルから出させてもらえないと、精力的な問題定義の合間に笑顔も
ENECTでは去る1月の上映前、プロモーションで来日したストーン監督の記者会見に潜入、質問に成功した。編集長が聞いたのは、 「日本では、昨年4月に電力の自由化が実現しましたが、実際に電力を切り替えたのは、人口の5%以下という状況です。劇中、スノーデンの『僕は選択肢を市民に提示したかった』というセリフがあります。監視されるか、されないか、それは電力の選択肢を初めて与えられた私たちに置き換えられることでもありますが、選択肢を委ねられたアメリカ市民の反応はどんなものでしたか?」 DVD、ブルーレイに収められた特典映像で確認できる質疑の全貌。さて、ストーン監督の答えはどんなものだったでしょう。
『スノーデン』 発売日:7月5日(水)Blu-ray&DVDリリース 発売:ショウゲート 販売:ポニーキャニオン (C)2016 SACHA,INC.ALL RIGHTS RESERVED. https://movie-product.ponycanyon.co.jp/item002.html
エネルギーのポータルサイト「ENECT」編集長。1975年東京生、School of Visual Arts卒。96〜01年NY在住、2012〜15年福島市在住。家事と生活の現場から見えるSDGs実践家。あらゆる生命を軸に社会を促す「BIOCRACY(ビオクラシー)」提唱。著書に『虚人と巨人』(辰巳出版)など https://www.facebook.com/dojo.screening Twitter @soilscreening
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