ロスフラワーとは?通販サイトや店舗、サブスクを紹介
ロスフラワーとは?通販サイトや店舗、サブスクを紹介|まおさんちのエコ育と省エネ実践ノート
花や植物を仕事スペースに飾ると業務効率が上がるらしいですよ♪
コロナ禍で発生した、食品ロスなどの商品の需要低迷問題。鮮度が重視される花の世界でも同様、結婚式やパーティーといったイベントが自粛されたことにより廃棄される花が多かったようです。しかし、在宅時間が増えたからこそ家に花を飾ろうというムーブメントも起こりました。そこで今回は、廃棄される花「ロスフラワー」を買える通販サイトや店舗、サブスク体験記を紹介します。
ロスフラワーとは、市場流通において規格外と判定された花や、需要より多く生産されてしまって破棄するしかなくなってしまった花のことです。フラワーサイクリストと呼ばれる人々の手でドライフラワーに加工され再度販売されるなど、さまざまな方法で再利用が行われていますが、街のお花屋さんがいつも新鮮なお花で溢れていることからわかるように、花業界の構造上どうしても商品廃棄が増えてしまいがちなんだそう。
ロスフラワーに興味を持ったらまずは花瓶!というわけでリサイクルガラスの花瓶をゲットしました♪
2020年5月より2021年3月まで農林水産省が行ってきた「国産農林水産物等販売促進緊急対策事業」により、通販サイト利用時の送料相当額が補助されていたため、わたしたち消費者はロスフラワーを送料無料で買えていました。現在はロスフラワー救済をメインとした花の通販サイトは減ってしまいましたが、コロナを機に、店舗販売が当たり前だったこれまでの体制から花業界は大きく変わろうとしています。
- 【通販や店舗でロスフラワーを買うメリット】
- ・無駄に廃棄される花を救える
- ・農園から直接出荷され、店舗より鮮度の高い花が手に入る
- ・流通経路がシンプルになり、花を安く手に入れられる
- ・産地や作り手の思い、こだわりといった背景を知って購入できる
これまでは生産者が花を作ると、作っただけ農協や市場が買い取っており、過剰入荷によるロスは出荷数の3割ほどもあったそうです。しかし通販サイトや花のサブスクが増えたことにより、注文を受けてから花を流通・出荷する方法が可能になり、さらに生産者から直接新鮮な花を購入できる機会も増えてきました。もちろん店頭では、自分で好きな花を一本一本選ぶ楽しみもあるでしょう。消費者側もそれぞれのメリットを踏まえてうまく組み合わせて購入していくのがいいかもしれません。
どうせ買うなら廃棄の危機にあるロスフラワーを買いたい!ロスフラワーの話を知って興味を持ちましたが、そうはいっても、普段花を買う習慣のない人はなるべく安く買いたいもの。そこでロスフラワーがお得に買える通販サイトや店舗を調べました。
この記事では、執筆時現在(2021/03/22)、花のロス解消のために販売を行っており、農林水産省による補助金制度終了後も在庫ロスや不要な廃棄を防ぐために事業を継続していきそうな通販サイトや店舗を精査しましたが、注文時には再度ご自身で最新の情報を確かめてからご注文ください。
【通販サイト・サブスクリプション】
・「LIFULL FLOWER」 https://flower.lifull.jp/
月に一度の花の定期便。送料込みで858円~/月。水換えや花瓶が不要のおしゃれな容器で配送されるプランが特徴的。
・「LIFFT」 https://lifft.jp/
フラワーロスゼロを目指すオンライン花屋。花のある暮らしを楽しむための冊子や、同社で世界中から買い付けている旬のコーヒー豆とセットのサブスクプランがある。3,300円~/月。
・フラワーサイクルマルシェ https://lossflower.theshop.jp/
ロスフラワーを扱うフラワーサイクリスト河島春佳さんの通販サイト。ドライフラワーを使った手作りキットも扱っているのが特徴。サブスクはバラか百合があり、2,700円~/月。
【店舗】
・hanane https://hanane.co.jp/
カフェや商業施設、商店街などで1本100円で販売する「花つみ」というイベントを関東・関西を中心に開催。曜日は決まっているので一度スケジュールや地域を確認してみるのがおすすめ。
わたしも早速ロスフラワーのサブスクを始めてみました。注文当時ロスフラワー救済キャンペーンを行っていた「HitoHana」さんでは、1,500円~/月という手軽さで花の定期便サービスを提供しています。
ピントがダンボールにいっちゃってますが(苦笑)中身が見える包装なので、運送会社さんも丁寧に運んでくれそうです!
注文して数日後、上部が透明なシートで覆われた四角いダンボールにブーケが丁寧に収まった形で届きました。茎部分をどのようにカットしてあげると長持ちするか、花ごとにアドバイスがあったりと、サブスクならではの付加サービスが非常に魅力的でした。また、事前にこんなお花を届けます、と写真が送られてくるのも安心でした。
花は1週間以上もち、思った以上に楽しめました。娘も花のある生活に少しわくわくしているようです。月に一度なんて言わずもう少し頻回でもいいかなと感じたので、ロスフラワーのサブスクをいろいろ試してみて、さらにお花の再利用についても考えてみたいと思いました。
次回はロスフラワーやおうちに飾った花たちを気軽に再利用する方法を紹介します!お楽しみに♪
【参考】
・コロナ禍で浮上した「フラワーロス」の課題、発信と解決へ取り組み続々 _ SUSTAINABLE BRANDS JAPAN
https://www.sustainablebrands.jp/article/story/detail/1199900_1534.html
・令和2年度 国産農林水産物等販売促進緊急対策事業
https://ec-hanbai-suishin.jp/
・花いっぱいプロジェクト2021:農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kaki/flower/pjt2021/index.html
ライター紹介
吉田茉央(よしだ・まお)
ライターやモデルとして活動している家庭の省エネエキスパート・診断級の資格を持つ一児のママ。ジョシエネラボ立ち上げメンバーの1人。元エネドル省エネ担当。
https://tadori.jp/note/about_joshiene/
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