ITはかせMr.Hiroseのデジタルをタドる!vol.1 「デジタルって何?」
読みもの|9.1 Wed

私たちは、Amazonで買い物をしたり、LINEでおしゃべりをしたり、Zoomで会議をやったり、YouTubeでビデオを観たりしてネットを当たり前に使っていますが、みんなが気軽に使っているインターネットやパソコン、スマホ、ソーシャルメディアができるまでには、先人たちの汗と涙、あまたの困難を乗り越えた長い歴史があったことをご存知でしょうか?この連載では、このデジタルの歴史をタドってみたいと思います。

デジタルネイティブとの壁

生まれた時に最初に出会ったメディアによって、その後の生活習慣が変わるのではないかと思います。新聞があった人、テレビがあった人、コンピュータがあった人。私の父は大正生まれでしたが、新聞をよく読んでいました。新聞の記事は絶対的に信頼していました。

私は、昭和の中頃の生まれですが、物心ついたときにはテレビがありました。1964(昭和39)年の東京オリンピックの開会式の入場行進の映像を今でも鮮明に覚えています。机の上のパソコンの横にテレビを置いて、寂しくなると、つい付けてしまいます。

生まれた時にコンピュータがあった人のことをデジタルネイティブと呼びます。私が最初に買ったパソコンは、1986年に市場に出た初期のMacintoshでした。私の子どもたちは、その後に生まれましたので、まさにデジタルネイティブです。

(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/Macintosh_128K

デジタルネイティブ世代は、文字通り、さまざまなデジタルメディアを自由に使いこなします。進路説明会の時にノートを持っていないので大丈夫かと見ていると、スマホでメモを取っていました。下宿をするというのでテレビを用意しようか、と聞きましたら、Wifiとパソコンがあるのでいらないと断られました。私は大学の卒論は原稿用紙に書きましたが、ワープロで書くのが当たり前でノートパソコンが必需品のようです。デジタルネイティブの壁を感じます。

でも、新しい道具を手にしたデジタルネイティブの人たちが、どんな世界観を持って、どんな発想で、どんな世の中を作っていくのか、ワクワクします。

デジタルが当たり前になった

Googleで検索するとデジタル○○という言葉がたくさん出てきます。デジタル時計、デジタル計算機、デジタルカメラ、デジタル通信、デジタル放送・・・。でも、これらの言葉は、だんだん使われなくなってきています。それは、すでにデジタルが当たり前になったからではないでしょうか。むかし、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボの創設者のニコラス・ネグロポンテ氏がBeing Digitalという本で、これからは、アトム(実体のあるもの)からビット(デジタル)へ進むと言いしました。この本が出てから四半世紀経ちましたが予言は的中しました。今は、まさにデジタルの時代なのです。日本政府は、経済財政運営と改革の基本方針2021の中にデジタル庁の新設を掲げていますが、今さらデジタル?と思います。

アナログとデジタル

アナログとデジタルの違いをざっくり言いますと、連続的なデータを扱うのがアナログで、数えられる段階的なデータを扱うのがデジタルです。アナログの場合、0と1の間にある0.1、0.2・・・0.99999・・・を数えられない連続量が含まれています。色で言えば、白と黒の間に無限のグラディエーションが存在しています。時間の進み方もカクカクでなく連続して進んでいます。アナログは、サインカーブのように滑らかです。

世の中にあるものは、本来、アナログで、それを数値化してコンピュータで扱いやすくしたものがデジタルです。コンピュータの画像や音声はデジタル化されたもので、本来の映像や音を分解して数値化したコピーです。コンピュータのディスプレイを虫眼鏡で拡大して見ると小さな点が見えます。これがデジタルです。一つひとつの点を0や1に置き換えてコンピュータに記憶しています。このように、いったんデジタルにしてしまうと、自由に複製したりネットで送ったりできるようになるのです。

まとめ

デジタルは何かをなんとなく分かっていただけたでしょうか。デジタルをたどるとコンピュータに行き着きます。スマホやソーシャルメディアの歴史をタドルことで、デジタル社会とは何なのか、デジタルは私たちを、どこに連れて行ってくれるのか、デジタルの旅を楽しみながら探ってみたいと思います。

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記事を作った人たち

タドリスト
廣瀬隆夫
横浜生まれの横浜育ち。シニアITコンサルタント。Macのお絵かきソフトに出会ってデジタルのおもしろさに目覚める。体力は衰えたが好奇心だけは旺盛。レバニラ炒め定食が好物。お酒は好きだが、すぐに顔に出る。