足元から始めるSDGs(6)働き方改革で仕事をより楽しくする可能性も
ジョシエネLABOミニコラム
〜足元から始めるSDGs(6)〜
目標8:働きがいも経済成長も(下)
働き方改革で仕事をより楽しくする可能性も
目標8「働きがいも経済成長も」の実現へ向け、今回は、「長時間労働の是正」「労働人口の確保」のために、私たち一人ひとりが持つべき意識・心がけについて考えてみます。
「長時間労働の是正」の第一歩は、「目的はなにか」という視点で仕事のやり方を見直してみることだと思います。私が新入社員だった頃、担当案件の状況を上司に報告した時の話です。聞き終えた上司が「…それで?」と困惑してしまったことがありました。これは「手段が目的化」している状態だったのです。上司への報告はあくまで「手段」で、その本来の目的は案件を滞りなく進めること。初めから目的を意識できていれば、上司の時間を浪費することなく、状況に加えて自分の考えや今後の方針を説明し、適切に上司の意見や判断を仰げたはずです。
「労働人口の確保」のためには、「最も成果が出せる働き方は十人十色」という前提に立つことが大切だと思います。育休を取ることで家庭が平和になり、仕事が捗る男性もいるでしょうし、60代で新しい業界に飛び込み、若い人に囲まれて働く中で才能が開花する人もいるかもしれません。より多くの人が成果を出せるよう、多様な働き方を認め、結果として働ける人が増える。それは同時に、バックグラウンドも考え方も異なる人たちとともに働くことができるようになるということです。“働き方改革”は、仕事をより楽しく、変化に富んだものにする可能性を秘めていると感じます。
不動産デベロッパー社員
藤川理子
環境新聞 2018年10月17日号より転載
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