ジョシエネLABOミニコラム
〜足元から始めるSDGs(7)〜
目標11：住み続けられるまちづくりを(上)

2030年に子どもに誇れる特別なまちにしたい

　ジョシエネLABOメンバーの吉田茉央です。エコをテーマとした初心者向けの情報発信をするライターとして、発足時より関わっています。最初は子どもが産まれたばかりで、仕事との両立や女性の社会への関わり方にかなり悩んだこともありましたが、ジョシエネLABOを通じて同じような悩みを持つママが多いと知り、逆に子どもがいるからこそできることを考えられるようになりました。

　私が11、12月で担当するテーマは目標11「持続可能なまちづくり」です。持続可能というワードは歴史ある環境用語な気もしますが、自分にはどこか縁遠いことと感じていました。でも最近は、街中にソーラーパネル付きの街灯、緑のカーテンや屋上緑化といった環境のことを考えて作られたものを見かける機会が増えて、ようやく国が地球環境のために行動し始めたんだなという印象を持つようになり、「持続可能なまちづくり」について私自身も考えるようになってきました。

　こうした地域全体での取り組みというのは一人ではできないことです。普段関わりのない人や場所がつながって、コミュニケーションをとって初めて成り立つものです。子どもがいると、安全面でも精神面でも、こうした地域内でのコミュニケーションの大切さにより気付かされます。まちづくりを通じて、希薄になりつつある対話の大事さやあたたかさにもっと触れていけたらいいなと感じています。次回は具体的な事例をご紹介したいと思います。

ママライター
吉田茉央

環境新聞　2018年11月14日号より転載