夏休みの自由研究をかねて環境教育!袋栽培をタドル??
袋栽培とは、プランターを使わずに培養土や肥料が入っていた袋を使って野菜を育てること。マンションのベランダや狭い庭でも楽しめ、プランターを使わないのでエコな栽培方法なんです。簡単に始められるので、夏休みの自由研究やおうち時間におすすめです。今回はガーデニング初心者の私が子どもと一緒にできるベランダでの袋栽培を紹介します!
目次
袋栽培のメリット・デメリット
袋栽培の最大のメリットは少ない道具で始められることです。好奇心旺盛な反面、飽きっぽい子どもとはじめる趣味。万が一ガーデニングをやめてしまっても、材料の処分や置き場所に困らないので安心して始められるでしょう。またプランターを買わないので、低コストで始められるのもメリットです。狭いスペースで栽培したい方におすすめします。
デメリットは、プランターと比べて安定感に欠ける点です。台風などの強風時には倒れてしまう可能性があります。そのほかポリエチレンの袋は薄いので、強い日差しの下で劣化して破れてしまうことも。
袋栽培で育てられる野菜は?
袋栽培でどんな野菜が育てられるのかというと、基本的にプランターで育てられる野菜ならなんでもOK!野菜によって袋の大きさを変えたり、袋の向きを横置きにしたりと工夫してみましょう。例えばじゃがいもやさつまいものように実が土の中で育つものや、トマトやきゅうりのように支柱が必要なものは、大きめの袋を立てて使います。また、玉ねぎやレタスなどの葉物類は袋を横にすればたくさんの苗を植えられます。根が深くまで張らないものなら、袋を仰向けにすればより多くの野菜を育てられますよ。
季節によって、ホームセンターで扱っている野菜もさまざまです。まずは実際にお店に行ってみて、どんな野菜があるか、何を育てたいかを話し合ってみてくださいね。
袋栽培の方法
はじめから栄養が豊富に含まれた培養土なら、肥料を別に用意しなくてもいいので初心者におすすめ。野菜用と書かれた土を買うといいでしょう。そのほか、袋を置く場所がコンクリートであれば、水はけをよくするためにレンガやすのこを買います。
まずは袋を地面に複数回トントンと軽く叩きつけて土を偏らせ、袋を立てて置いてもぐらつかないよう調整します。置き場所を決めたら、袋の上の方をハサミで切り開封し、袋のフチを外側に折り曲げます。
つぎに先の尖ったもので袋の下部に水抜き穴をたくさん開け、袋に水が貯まるのを予防します。麻袋のように通気性のいいものならともかく、ポリエチレン製の袋は空気を通さないため、根腐れを防ぐのにこの作業は欠かせません。
さて、いよいよ植え付け。後述しますが、苗から植えるほうが初心者にはおすすめです。子どもと土の感触を楽しみながら苗を植えていきましょう。
初心者が袋栽培に失敗しないポイント
ガーデニングの知識がなくても袋栽培を成功させるにはどうしたらいいのでしょうか。
大きめの袋で育てる
これはプランター栽培にも言えることですが、狭い場所で野菜を育てると根が伸びにくくなったり、保水力が低いため頻繁に水やりが必要になったりします。日当たりや水やりの頻度など、野菜によって条件も異なってくるため、慣れないうちは大きめの袋を選ぶほうが失敗しにくいでしょう。
日当たりの良い場所に置く
袋栽培はその素材上、排水性が良いとは言えません。そのため基本的なことではありますが、なるべく日当たりの良い場所に置きましょう。
水のやりすぎに十分注意する
水のやりすぎは根腐れの原因となります。プランターや直植えと同じ感覚で水をやらず、土の表面や育ち具合などを見ながら適宜水やりを行いましょう。
水やりや野菜の成長によって土の密度が徐々に高くなっていくので、様子を見ながら水抜きの穴を増やすのもいいそうですよ。
専用の土を選ぶ
袋の弱点を補うべく、土は排水性の良いものを選ぶようにしましょう。少し価格は上がりますが、「トマト用土」のような品種に特化したものや、袋栽培用品がセットになったものを選ぶと安心です。
まとめ
旬の野菜を自家栽培することは、子どもへの食育や環境教育につながります。窓にヘチマでグリーンカーテンを作ってみたり、農作物の輸入や配送による輸送エネルギーの削減を考える良い機会になったりと、緑が身近にあるだけで子どもの視野はぐっと広がります。
また土に触れると、
おうちに小さなスペースでも植物を育てる場を作るのは、