環境に優しい湿気対策

お財布にも環境にも優しい!エコな湿気対策をタドる
読みもの|6.14 Tue

環境に優しい湿気対策

梅雨の時期はジメジメとして不快ですよね。湿度が高すぎると、部屋にカビが増えたりダニなどの害虫が発生しやすくなります。熱中症にかかりやすくなるなど、健康に影響が及ぶことも…。

今回は湿気対策のなかでも、お金をかけず簡単にできる方法やエコな除湿剤のアイディアをまとめました。環境に優しいエコな湿気対策、ぜひ試してみてください!

目次

湿気が及ぼす影響

湿気が多い日は、よく「髪型がきまらない」「体がだるい」という声が聞かれます。しかしそれだけではありません。適切な湿気対策をしないと、お部屋にカビやダニが発生しやすくなり、アレルギーや喘息を引き起こす可能性もあります。

湿気がたまりやすい場所とは

湿気がたまりやすい住宅の特徴は次のとおりです。

・日当たりが悪い(北向き・住宅が密集しているなど)

・窓が少なく通気性が悪い

・コンクリートで造られた物件

・低層階

なかでも湿気がたまりやすい場所は、北側の部屋・水回り・押し入れなどの収納・窓周辺があげられます。

カビが生えやすいのは湿度60%以上の環境です。室内を40〜60%程度の湿度に保つのが理想です。

【道具いらず!】すぐにできる湿気対策

特別材料を用意しなくてもできる湿気対策をまとめました。これなら実践できそう、というものから始めてみてくださいね。

●定期的に換気する

窓を2か所以上開け、空気の通り道をつくるとより効果的です。また、押入れ・クローゼット・靴箱・シンク下なども換気するといいですよ。空気が滞留しやすい場所では、サーキュレーターで空気の循環を促すのがおすすめ!

なお花粉症が気になる季節には、窓を開けられない代わりに換気扇とサーキュレーターを使うのも手です。

●窓の結露はこまめに拭き取る

梅雨の結露は、空気中の水分が多すぎるために発生します。放っておくと冬よりもすぐにカビが増えてしまうかも…。ちょっと面倒ですが、できるだけこまめに拭き取るようにしましょう。

また、結露を発生させない工夫も重要です。例えば、部屋干しする際はお風呂場に干すようにする、お風呂の残り湯は早めに捨てるなど、空気中の水分を増やさないよう心がけましょう。

●家具と壁と間に隙間を作る

壁にくっつけるようにして家具を設置すると、接地面にカビが生えやすくなります。動かせそうな家具は少しだけ壁から離してみてください。10〜15cmほど開けられるのが理想です。

そのほか押入れに布団を入れるときには、すのこを挟んで風通しをよくしましょう。

●脱いだ上着をすぐクローゼットにしまわない

ジャケットやコートは汗などの湿気を含んでいます。そのためすぐにクローゼットにしまわず、風通しのよい場所に1日置いてからしまうのがおすすめです。

●収納場所にものを詰め込みすぎない

空間にゆとりをもって収納すると、湿気がたまりにくくなります。クローゼットへぎゅうぎゅうに服を詰めない、バッグなどの小物収納時には空間をあける、などがあげられます。

【材料を無駄にしない】エコな除湿剤アイディアまとめ

湿度対策には、やっぱり除湿剤が効果てきめん!そこで、材料を無駄にしない、環境に優しいエコな除湿剤のアイディアをまとめてみました。

●竹炭ならずっと使える

炭のなかでも特に竹炭は吸着力が高く、備長炭や木炭に比べて除湿効果が高いといわれています。効果が薄れてきたら、水洗いして天日干しすれば繰り返し利用できるのが強み!除湿剤として使用している場合は1週間〜1ヶ月に一度メンテナンスできると長持ちするそうです。インテリアとしてもおしゃれ

お手入れが面倒と感じる方には袋に入った商品がおすすめ!定期的に干すだけでお手軽に使用できます。消臭効果も高いので、わが家では靴箱を中心に活躍しています。

●読み終わった新聞紙をリユース

最近は読んでない方も多いですが、新聞紙は掃除・バッグ・工作など、幅広くリユースできます!クローゼットの引き出しや靴箱、すのこの下に敷けば、除湿シート代わりにつかえて便利ですよ。

●万能アイテム!重曹

重曹を小瓶に入れて置いておくだけ!消臭効果もあり、靴箱やシンク下などの狭い空間に最適です。1〜3ヶ月後、重曹が固まったら交換しましょう。使用後の重曹はお掃除に使えるので無駄知らずです♪

わたしはガラスの小瓶にリボンなどで飾りを付けて、インテリア小物としても役立てています。また使い終わった重曹は、スプレー作りや子どもの上履きを洗うのに活用しています。

●石けんなどの粉洗剤

液体洗剤よりも洗浄力の高い粉洗剤は、吸湿性も高いんです。大容量で安く手に入るためコスパも良し◎!ガーゼなどの布にくるんで、除湿剤として使ってみてはいかがですか?固まりはじめた頃に揉めばほぐれるため、お洗濯にも使いやすいですよ。また、粉洗剤の箱ごと使うのであれば、蓋を開けておくだけで除湿剤になります。

●繰り返し使える除湿シート

最近は干して何度も使える除湿シートが多く販売されています。布団用やクローゼット用、靴箱用など、用途に応じてサイズも充実していて便利です。特に布団用の除湿シートは、防カビ効果があるものや取替時期を見た目で知らせてくれるものがおすすめですよ。

まとめ

今回は賃貸やマンション、戸建てなど住居の形態を問わず手軽に試せるものを紹介しました。雨の日は湿度がぐっと上がって換気しても効果がない…なんてこともあります。湿気対策グッズをうまく活用して日頃からほどよい湿度で過ごせるお部屋作りを心がけましょう!

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記事を作った人たち

タドリスト
吉田茉央
ママモデル、ライター、Webディレクター、宅建士など幅広く活動している一児の母。東京都在住。出産を機に、親子で学べる環境教育、暮らしに役立つ省エネやエコアクション、SDGsに関する情報発信をしている。省エネ・脱炭素エキスパート検定【家庭分野】取得。「わかりやすく、親子で楽しめる」をモットーに、SNSや企業サイトで執筆活動中。