ウェルビーイングとは?誰でも簡単に始められる方法を紹介!
読みもの|8.2 Tue

ウェルビーイング

皆さんは「ウェルビーイング」を聞いたことはありますか?ウェルビーイングは、心身ともに健康で社会的にも満たされた状態であること。近年、ワーク・ライフ・バランスとあわせて、ウェルビーイング向上を意識した取り組みをしている企業が増えています。この記事では、ウェルビーイングとは何かを簡単に解説!また、個人で簡単に始められるウェルビーイング向上の方法も紹介します。

ウェルビーイングとは?

ウェルビーイング

ウェルビーイング(well-being)とは、「幸福」や「健康」と直訳されます。体も心も、そして社会的にも健康な状態であることを意味する概念です。

次の文章はウェルビーイングの定義としてよく引用される、世界保健機関WHOの一節です。

“Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.”

「健康とは、身体的、精神的、社会的にすべてにおいて幸福である状態のことであり、病気でないことや衰弱していないことではない」

「WHO:Health and Well-being」より

「健康」は、病気など体の機能に関わることだけでなく、もっと多面的にみるべきです。また満たされた状態が一瞬で終わるのではなく、持続することも必要でしょう。ウェルビーイングは、もともと福祉分野で使われていた用語でした。しかし近年では、生産性向上のために、企業内でウェルビーイングを向上させる取り組みが厚生労働省や内閣府主導で行われています。

ウェルビーイングが注目されている背景

ウェルビーイング

WHOの憲章で言及された「ウェルビーイング」。この言葉が登場したのは1946年のことです。なぜ今になってウェルビーイングが注目されているのでしょうか。

■多様性を認める社会

多様なバックグラウンドを持った人が一緒に生活することが当たり前の現代社会。それぞれのウェルビーイングの条件は異なります。そのため価値観の違いや個性を認め合うことが重要です。

■働き方改革の推進

テレワークや兼業、フレックスタイム制など、多様で柔軟な働き方が当たり前になってきました。企業にとってワークライフバランスの実現は重要な課題です。そのため、企業がウェルビーイングに取り組んでいるケースも増えています。例えば、従業員満足度調査などを通じてメンタルヘルスや職場環境の改善に努めています。

■SDGs目標3

2015年に開催された国連サミットで「SDGs(持続可能な開発目標)」が採択されました。SDGsで定められた17の目標のうち、目標3では「すべての人に健康と福祉を」と記されています。SDGs達成のために、ウェルビーイングが再認識されたともいえるでしょう。

世界幸福度ランキングで日本はなんと…

ウェルビーイング

「満たされた状態」は判断基準が難しく、ウェルビーイングにおいてもさまざまな指標が定義づけられています。例えば、「人間関係・キャリア・経済面・心身」といった比較的明確な分類や、「前向きな感情をもてるか・人生の意味を見いだせるか・成功体験や目標を達成できているか」といったやや抽象的な指標があります。

ところで、国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)が発表する「世界幸福度ランキング」があるのをご存知ですか?2022年の順位では、日本は54位。残念ながら先進国の中では最低順位です。日本では社会的自由度・寛容度の低さなどが課題といわれています。

今日から実践できる!ウェルビーイングの取り組み方

ウェルビーイング

ここからは、私達が個人で実践できるウェルビーイングの取り組みを一部紹介します。

■Bullet Journal

「Bullet Journal」は、タスク管理や習慣づけに役立つノート術のこと。紙とペンがあればすぐに始められます。一日の終わりにはやったことだけでなく、体調や運動習慣、喜怒哀楽を振り返り書き出してみましょう。

■多様性の認知・受容

さまざまなウェルビーイングの形があることを知っておくことも重要です。例えば、最適な睡眠時間の違いといった身近なものから、結婚観のような精神的なものから人種まで。ウェルビーイングを考えて生活することは、自分にとって心地よい暮らし方を考えることに加えて、だれかの心地良さを認め、尊重し合うことでもあります。

■他者とつながる

核家族化や少子化、また時代の変化と共に人との関わりが希薄になっています。SNSなどで知らない人と趣味や育児について語り合ったり、職場で気軽に雑談できたりする関係性が重要です。

悩みを吐露できる場がない、どうしても自分を否定してしまうといった時には専用の窓口に相談するのもよいでしょう。

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企業では、従業員と組織の関係性を深める部署の設置や、定期的な面談の実施、健康状態のセルフチェックツールの導入などが実践されているそう。体も心も心地よく暮らしていくために、ぜひウェルビーイングについて考えてみてください。

参考

Well-beingに関する取組_内閣府

~人口減少・社会構造の変化の中で、ウェル・ビーイングの向上と生産性向上の好循環、多様な活躍に向けて~雇用政策研究会報告書_厚生労働省 

WHO:Health and Well-being

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記事を作った人たち

タドリスト
吉田茉央
ママモデル、ライター、Webディレクター、宅建士など幅広く活動している一児の母。東京都在住。出産を機に、親子で学べる環境教育、暮らしに役立つ省エネやエコアクション、SDGsに関する情報発信をしている。省エネ・脱炭素エキスパート検定【家庭分野】取得。「わかりやすく、親子で楽しめる」をモットーに、SNSや企業サイトで執筆活動中。