【後編】天然資源と文化|島根県の西半分
上のメイン写真は津和野の町役場。素敵な風情。下の景色は、太皷谷稲成神社の駐車場から一望できる津和野町。朱色の石州瓦が多く見える
初日は石州の溢れる自然資源を巡ってエネルギーの可能性を感じ、2日目は文化資源に目を向ける1日となった。正直それはさすがに、出雲大社を要する東半分・雲州に勝ち目はないだろうと思ったものの、なかなかどうして、その文化的豊かさにも目を見張るものがあった。
石州和紙会館に飾ってあった、手前に巨人軍ONのサイン、奥に漫画家・しりあがり寿と千葉すずさんのサイン
みんな電力の営業・柿木さんも、紙漉き体験
安永2年(1773年)に、当時の藩主が京都伏見稲荷を勧請。失せ物(紛失物)発見のご利益があり、広く崇拝されてきた
永明寺は応永27年(1420年)の開山。立派な総藁葺きの本堂が今も残る
神楽すら、学生時代から誰でもが気軽にやる普通のことという島根。隠れキリシタンにまつわる悲しい話さえも、海外の神までもが集まってくる、まさに神の国たる所以に聞こえた。
電話事業100年記念で、1990年にNTTが設置した、日本に現在神奈川県川崎市、香川県観音寺市とここにしかないというデュエットフォン。
悲しい歴史を持つ乙女峠マリア聖堂のすぐ脇で、カップルや夫婦が温かく使えそうな公衆電話を見つけて、少しほっとした
「鷺舞」は、津和野の弥栄神社に伝わる古典芸能神事で、国の重要無形民俗文化財。毎年7月20日、27日に披露される。町のそこかしこで、鷺を見つけることができた
萩・岩見空港で飛行機に搭乗する通路で、到着時は気づかなかった、そもそも空港の敷地内に敷き詰められているソーラーパネルが目に飛び込んできた。そうして最後に改めて、島根が持つ天然資源のポテンシャルを胸に刻んだのだった。
島根県報告、いかがでしたでしょうか。来週も月曜に新記事公開です!