【省エネ編】ママたちが区の職員さんと話してみた!②
読みもの|9.3 Tue

【省エネ編】ママたちが区の職員さんと話してみた!②|まおさんちのエコ育と省エネ実践ノート

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年単位で末永く、定期的に開いてもらいたいと思うような有意義な時間でした♪

 ジョシエネLABOのママ会ミーティングで、「エコのプロと話してみたい」と言ってみたら、なんと世田谷区環境政策部の方と夢の会談が実現しました…!世田谷区民として、また、エコ好きママとして、気になることをあれこれ聞いてきちゃいました!
 今回は「省エネ」に関する取り組みについてお話したことをまとめています。(前回のお話はこちらからご覧いただけます。)

お話してくださった区の職員の方々

池田さん(世田谷区 環境政策部 エネルギー施策推進課長)
齊藤さん(世田谷区 環境政策部 環境計画課 環境計画担当係長)

参加メンバー

上田さん・・・所沢市のマチエコ大使でもあり、元祖エコアイドル。一児のママ。努力家で知識が豊富。
わたし・・・エコとか省エネ大好きな1児のママ。興味のあることはとことん追求!
水渡さん・・・アクティブなママ気象予報士。イベントではよく雲を作っており子どもに大人気。
渡辺さん・・・世田谷プレーパークなどの運営をしているパワフルママさん。どうやらおうちがかなりエコ仕様らしい…気になる…。
中山さん・・・子育て関連のことなど、ママ目線でいろいろ奮闘されている議員さん。お弁当を綺麗に詰めるのが得意らしい。

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私たち区民の声を「参考にします!」と聞き入れて下さった職員のお二人に感謝です♪

省エネに関する区の活動はどんなことをしているのか

 世田谷区では「省エネポイントアクション」を毎年行っているとのことです。参加者を募り、一定期間電気やガスの使用量を削減する活動を行い、目標達成できた方もそうでない方にも区内共通商品券をプレゼントするという内容。
 世田谷区は住宅地のため、CO2排出量の半分は家庭から出ているんだそうです。世田谷区に限らず、事業所では90年代ごろから省エネに関する設備投資もおこなわれているため、比較的進んでいる傾向にあります。ですが家庭はなかなか進んでいないのが現状。学校の夏休みの宿題にするなどもっと活動が広まればいいねという話で盛り上がりました。

省エネポイントアクションとは

 区民の省エネの取組みを支援するため、神奈川県三浦市に世田谷区が開設した「世田谷区みうら太陽光発電所」の収益を活用して、平成27年度に開始されました。郵送の他、パソコンやスマートフォンから参加登録することができ、省エネに取り組んだ結果を報告することによって、区内共通商品券と交換できる「省エネポイント」がもらえます。1ポイント=1円として500ポイント単位で利用でき、参加すると500~最大6,000ポイントをゲットできちゃいます!

 昨年度の省エネポイントアクションの参加者全体のCO2削減量は、36,523.40キログラム。杉の木に換算すると、およそ4,150本のスギが1年間で吸収するCO2の量を削減することができました!一人ひとりは小さな努力でも、みんなでやれば多くの力になるんだなぁというのを実感します。気になる区民の方はこちらから参加登録の概要をチェックしてみて下さいね。

これから力を入れていきたいことは?

 日本は住宅の断熱性能がまだ弱いので、健康面でも環境面でもメリットの多い断熱化をアピールできるような企画をしていきたいと考えているそうです。去年はZEH(ゼッチ)セミナーを開催するなど、実際に活動も始めています。ZEHとは、住宅の断熱性や省エネ性能をあげると同時に太陽光発電などでエネルギーを作ることで、年間の消費エネルギー量の収支をプラスマイナスゼロにする住宅を指します。

 興味はあるけれど、家を工事したり何かを設置するような、そんな大がかりなことは始められない・・・という場合でも、プラスチック段ボールを窓際に、腰の高さくらいまで置くだけでも全然違うといった豆知識が飛び交うなど、わたしたち参加者の中でも住宅の断熱性はかなり関心のあるテーマのようでした。(以前、窓の断熱性に関する記事を書きましたのでよろしければご覧下さい♪)

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区役所の本庁舎入り口には「雨水くん」という雨水タンクがありました。これだけ貯めて置ければ、災害時のトイレの水の代わりや、打ち水、植物の水やりなど何にでも使えそう!

省エネ・エコに関連する補助金はどんなものがある?

 担当部署が多岐にわたるせいか、ホームページでもひとまとめに見られるところがなかったのでどんなものがあるのか聞いてみました!
 ・雨水タンク、雨水浸透施設
 ・壁面、屋上などの緑化支援
 たとえば雨水タンクは購入前に申請しないと補助金が受けられないので、興味を持ったらまずはお住まいの地域でどういった補助金があるのか調べてみるのがおすすめです。

区民の皆さんへメッセージをどうぞ!

 「省エネやエコに興味があるけれど、何から始めたら良いか分からないという方も多いです。そんな皆さんのために、区のイベントでもどんどん発信していきたいと思いますので、まずは実際に行動してみてください!」

 普段はあまり関わることのない区役所の方と実際に対面でお話してみると、それぞれの部署が違った役割を持ってお仕事をしていて、熱意を持って省エネ・再エネに取り組んでいる様子が伝わってきました。少しだけ、区役所が近い存在になったように思います。ぜひまたいろいろな分野の方とお話会をしてみたいと感じました!またの機会を皆さまお楽しみに♪

【参考】
・令和元年度省エネポイントアクションについて _ 世田谷区ホームページ
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/sumai/011/002/001/d00165920.html
・【電子申請】省エネポイントアクション 参加登録申請 _ 世田谷区ホームページ
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/010/002/002/d00159568.html
・「雨水タンク」と「雨水浸透施設」の設置助成 _ 世田谷区ホームページ
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/sumai/010/003/003/d00033415.html
・生垣・植栽帯・シンボルツリー,屋上・壁面緑化助成(緑化に伴うブロック塀等撤去についても一部助成対象) _ 世田谷区ホームページ
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/sumai/010/003/003/d00007924.html

ライター紹介

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吉田茉央(よしだ・まお)
ライターやモデルとして活動している家庭の省エネエキスパート・診断級の資格を持つ一児のママ。ジョシエネラボ立ち上げメンバーの1人。元エネドル省エネ担当。

ジョシエネラボとは
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