今話題の「洗剤の量り売り」を親子で体験!
読みもの|10.6 Tue

今話題の「洗剤の量り売り」を親子で体験!|まおさんちのエコ育と省エネ実践ノート

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一緒に3Rぬりえをしてみました。エコを意識して緑系とか使ってもらったけど今度は好きに塗ってもらおう…

 レジ袋の有料化をきっかけに、子どもたちにも脱プラスチックの動きや無駄なものをもらわない、といったエコ育が進んできているのを実感します。環境省によると10月は「3R推進月間」ということなので、わかったようでわかってない「3R」について、親子で学んでみませんか?長期休みの自由研究のテーマにもおすすめです。

3Rとはリデュース・リユース・リサイクルのこと

 スリーアールと読み、3つのR(リデュース・リユース・リサイクル)を指します。

  • ┌Reduce(リデュース):無駄なごみの量をできるだけ少なくすること
  • ├Reuse(リユース):一度使ったものを捨てないで何度も使うこと
  • └Recycle(リサイクル):使い終わったものを資源にしてもう一度製品を作ること

 リデュースはレジ袋をもらわない、という動きが当てはまります。リユースはいらなくなったおもちゃや衣服を知り合いに譲ったり、バサーに出したりすること。リサイクルは自分でするのは難しいですが、ペットボトルやダンボールなどを資源ごみの日に出すことで実践できます。

 環境を守るためには今ある資源を大事にすること。つまり、紹介した順番に重要視して、日々心がける必要があります。

子どもでもできる「グリーン購入」

 3Rや環境のことを考えて買い物することを「グリーン購入」といいます。スーパーで買い物をする時など、親子で一緒に意識してグリーン購入の体験ができるのでぜひ普段の生活に取り入れてほしいです。

    グリーン購入とは

  • ・余分な買い物をしない
  • ・ゴミがあまり出ない製品を買う
  • ・リサイクルできる製品を買う
  • ・リサイクルされた製品を買う

 たとえば、日用品はなるべく詰替え用を買う。すぐ食べる果物や野菜は袋に入っていないものやバラ売りのものを選ぶ。長く使える製品を選ぶ、などがあげられます。お菓子を買うときもどちらかで迷ったらパッケージで決めてみたり、遊び感覚で過剰包装や包装材への意識を向けることができます。

 最近では、脱プラスチックの動きを受けてパッケージを変更するメーカーが出てきています。2020年8月には、ペコちゃんでおなじみの不二家がミルキーの外袋を紙パッケージに変更し、塗り絵ができるデザインに変えました。
 また今回調べて初めて知ったのですが、コンビニのおにぎりやサンドイッチのフィルムは植物由来の原材料や米ぬか由来のインキを使っているんだそう!いつ紙になるんだろう…と思っていたらセブンイレブンでは2016年にはすでにエコなパッケージになっていたようです。勉強不足でした!

洗剤量り売り体験!親子で3Rを実践してみよう

 3つのRの意味を説明すると年長児の娘も理解はしますが、「…ふーん」で終わりがちなので実際に体験しに行きました。今回はずっと気になっていた最近話題の量り売り。
 お菓子の量り売りなどは昔からありましたが、洗剤の量り売りが増えてきているそうですね。私なんて洗剤を詰替える作業ですらちょっと面倒なのに、洗剤なんてうまく詰められるのかな…面倒に感じないかな…と比較的マイナスイメージからの出発。

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自分の好きな容器を持ってきて買うんだそう。既存パッケージもすごくお洒落でした!許可を得て写真を撮らせてもらいました。並んでるだけで可愛い…

 行ってきたのはニュージーランド・オークランドで90%以上の支持率を誇るエコロジックなホームケアブランド「eco store(エコストア)」。ちょっとおばさん寄りになってきたわたしには、パッと見どれが何の洗剤なのかわかりにくいのですが(笑)、すごくお洒落なパッケージでベビー用やキッズ用もあり、出産祝いなどのプレゼントにしたいなと思うほどでした!香りも数種類から選べるので、子どもと一緒に入念に香りをチェック。

 量り売りについては、自身で好きな容器を持ってきてくれたらお入れしますとのこと。でもパッケージが可愛いので最初は容器ごと購入して、詰替え用を買う感覚で量り売りから購入すればいいのかなと感じました。最初に勝手に抱いていたイメージより不便でもないし面倒でもなくて驚きました。

 詰替え用を量り売りで購入すれば詰替え用の包装が不要になり、ゴミを減らすことに繋がります。これはすごくシンプルで子どもにもすぐに理解してもらえました。一緒に体験することで強く記憶に残ったり、理解が深まるでしょう。ナチュラルローソンでも実験的に洗剤の量り売りが開始されているそうです。これから全国的に変えるようになって、詰替え用ではなく量り売りが当たり前の時代になったらいいなと感じるほど、量り売り体験は大人のわたしにとっても素敵な発見の連続でした。みなさんもお近くで見つけたらぜひ試してみてくださいね。

 余談ですが、量り売りは良いもの!というイメージをつけるためにこの後わたしは子どもをお菓子の量り売りに連れていきました(笑)。

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量り売りのお菓子もものによっては包装が削減できる、必要なものだけを購入できる(ムダがない)ということを教えることができました。

【参考】
・小学生のための環境リサイクル学習ホームページ|一般社団法人産業環境管理協会 資源リサイクル促進センター

http://www.cjc.or.jp/j-school/index.html

・不二家プレスリリース20200811

https://www.fujiya-peko.co.jp/assets/pdf/press20200811_1.pdf

・環境に配慮した容器・包装の導入 _ CSR _ セブン&アイ・ホールディングス

https://www.7andi.com/csr/theme/theme3/invention.html

・必要な量だけ買える、洗剤の「量り売り」の実験を開始|ローソン公式サイト

https://www.lawson.co.jp/company/news/detail/1404450_2504.html

ライター紹介

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吉田茉央(よしだ・まお)
ライターやモデルとして活動している家庭の省エネエキスパート・診断級の資格を持つ一児のママ。ジョシエネラボ立ち上げメンバーの1人。元エネドル省エネ担当。

ジョシエネラボとは
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