楽しくエコ育!「創エネあかりパーク2018」@上野恩賜公園イベントレポ♪
楽しくエコ育!「創エネあかりパーク2018」@上野恩賜公園イベントレポ♪|まおさんちのエコ育と省エネ実践ノート
遊びながら学べるエコ育におすすめのイベント。もう冬だけれど、イベントの内容は夏休みの自由研究のネタにもなりそう!
毎年10月から11月にかけて上野恩賜公園では「創エネあかりパーク」というイベントが開催されています。創エネ・省エネ・再エネについて楽しく学べる展示やワークショップが盛りだくさんで、夜には美しいライトアップを楽しむことができます。行ってみると思っていた以上に子どもが楽しめるイベントだったので、ママ目線でレポートしちゃいます!
世界的照明デザイナーの石井幹子さんがプロデュースしていて、各出展ブース内で展示を見たりワークショップに参加しながら、再生可能エネルギーを中心に創エネや省エネについて体感しながら学ぶことができます。夕方から夜にかけては会場である噴水広場を中心に、近隣数カ所が美しい光で演出されます。大きなステージ上ではダンスや歌が披露されていて、終始人が多く賑やかでした。
創エネあかりパークは光を使ったイベントなので、開催時間が13時から20時(最終日は18時)と少し遅めのスタート。でも上野恩賜公園には動物園や子ども向けの遊具がある大きな広場、小さな乗り物がたくさん置いてあるミニテーマパークに博物館と楽しめる場所がたっぷりあり、創エネあかりパークの開始前に到着しても、時間があっという間に過ぎます。わたしたち親子もお昼前には到着していたので、動物園をたっぷり満喫してきました。
創エネパンダさん、手の可動域が短くて動きが可愛い♪
創エネあかりパークというイベントの名前だけ聞いて、概要を全く調べずにふらっと出かけたわたしは、てっきりライトアップがメインで、軽く展示物があるだけだろうと考えていました。実際に行ってみると、車と電車、工作、着ぐるみが大好きな娘には予想以上に魅力的なブースばかりでした。
まず上野駅側に一番近いブースには目立つ着ぐるみが!このイベントのキャラクター、創エネパンダです。ソーラーちゃん、風力ちゃん、地熱ちゃんがいるそうで、写真の子は地熱ちゃん。頭の三角の帽子から白い湯気のようなものが出ていて、地熱発電を表しているんだそう。わたしもこれには感動し、すごーい!!と娘以上に喜んでしまいました。
ブロックで作られた発電方式をイメージしたオブジェも子どもの注目を集めていました!
ずらっと並ぶ展示コーナーはクイズ形式になっていたり、イラストや図が多く描かれていたりしてとても見やすかったです。そして子どもに人気のワークショップは塗り絵やおもちゃで遊べるキッズテントをはじめ、LED電球入りのランタン作りや発電オーナメント作り、発電体験や電車の運転体験のようなものまでいろいろな種類があり、3歳ごろから小学生くらいまで幅広い年齢の子どもが楽しめそうなブースが多かったです。
次に訪れたみんな電力のブースでは、さまざまな再生可能エネルギーの発電方式をイメージしたオーナメント作りが体験できました。用意された太陽や水のしずくの形の紙をテープやのりで貼り付けたり、糸にビーズを通したりと、お姉さんに手伝ってもらいながら真剣に工作をしている娘の姿が印象的でした。
ブースの中には「どんな電気があったら使ってみたいか」をみんなで書き出して自由に貼り付けるコーナーやクイズコーナー、展示がありました。余談ですが、わたしは「ダイエット効果のある発電グッズがあったら発電してみたいし、それをダイエッターみんなで共有して発電した『ダイエット電気』を使ってみたい」と書きました(笑)みなさんはどんな電気を使ってみたいですか?お子さんとそんな話をするのも楽しいですね。
オーストリアのブースではランタン作り。ブースにいたスタッフさんの半数以上がオーストリアの方のようで、小さな国際交流の場に来たみたいな感覚になりました。親子でとても刺激的な時間を過ごせたと思います。3歳には貴重な生の英語!たくさん聞いてくれ~っとママは強く願ったのですが、一緒に作ってくれたお兄さんとはひたすらジェスチャーでやりとりしていたので、わたしももっと英語を勉強しないといけないなと反省しました(笑)
あかりといえば、東京都ではLED電球を広く普及するため、自宅にある白熱電球との無料交換を行っていました。2018年12月9日終了だそうです。まだ試していない都民の方はお急ぎください!詳しくはこちらから→https://www.tokyo-co2down.jp/individual/ecoother/LED-family/(外部リンク)
LED電球は消費電力が白熱電球に比べて約1/5、寿命も20~40倍とかなり省エネ性能が高いのですが、値段が高くてなかなか家中の電球をLED電球に変えられないという方も多いのではないでしょうか。しかし年々値段は下がってきていますし、初期投資がかかる分、電気代は安くなるので、ぜひ少しずつでもおうちの電気をLED電球に変えることをおすすめします。
LED電球を選ぶ時に一番難しいと感じるのは、ずばり「光の量」です。これまでは明るさは60W形、40W形といった表記でしたが、LED電球はルーメン(lm)で表記されていて、どれに買い換えればいいのか、わたしも最初はわかりませんでした。ただ、下表を参考に、もともと使っていたものと同じくらいの明るさのルーメンの値を事前に調べてから買うとスムーズに選べますよ。
出典:日本照明工業会Webサイト
それからもうひとつLED電球に特徴的なのは、光の広がり方が選べることです。リビングやダイニングのダウンライト、ペンダントライト、フロアスタンドは全方向にあかりが広がるタイプを選ぶのがおすすめ。また、トイレや廊下、洗面所などのダウンライトやスポットライトには下方向に明るいタイプを使います。これまでの電球と同じく、光の色も選べるのでお部屋に合わせて好みのものを選ぶことができます。
一点ご注意いただきたいのは、白熱電球とLED電球は少し形が違うのでおうちの照明器具のサイズによっては入らないこともあります。購入する前にサイズをしっかり確認しておくといいでしょう。ダウンライトなどの枠や反射板にSマークがついている時は「断熱材施工器具対応タイプ」とかいてある電球でないといけないようです。こちらも確認してみましょう。
少し話がそれてしまいましたが、創エネあかりパークではあかりだけでなく、創エネ・省エネ・環境についてさまざまなことを楽しみながら学ぶことができます。遊びを通じて学べる貴重な場ですのでぜひ来年立ち寄ってみてくださいね!
【参考】
・創エネあかりパーク
http://www.akaripark.com/
・家庭におけるLED省エネムーブメント促進事業(都民向けページ) :東京都地球温暖化防止活動推進センター
https://www.tokyo-co2down.jp/individual/ecoother/LED-family/
・LED照明の電気代とメリット・デメリットをご説明します _ エネチェンジ
https://enechange.jp/articles/led-lighting-2#LED-4
・電球形LEDランプの正しい選び方 | 始めよう!あかりの省エネ | JLMA 一般社団法人日本照明工業会
https://jlma.or.jp/akari/led/choice.html
ライター紹介
吉田茉央(よしだ・まお)
ライターやモデルとして活動している家庭の省エネエキスパート・診断級の資格を持つ一児のママ。ジョシエネラボ立ち上げメンバーの1人。元エネドル省エネ担当。
https://tadori.jp/note/about_joshiene/
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