電力自由化ってなぁに?一番多い質問をまとめました!
みなさんこんにちは!「エンヤー」と元気に民謡を歌う、ジョシエネLABOのメンバーで民謡アイドルの永峯恵です。以前は「エネドル」太陽光担当として勉強会、イベントなど参加してきました。これまでの知識や経験を活かし、エコやエネルギーに関する情報を発信していきたいと思います。よろしくお願いします。
一回目のコラムは2016年4月に始まった「電力自由化」について。最近、テレビや雑誌でよく耳にしますが、何がどうよくなるのか分からない。そんな疑問にお答えします!みんな電力が開催する「やさしい電力自由化講座」で特に質問が多かった内容をまとめました。
◆電力自由化Q&A
Q.電力会社を変えるとどれだけ得するの?
A.これまでは各地域の電力会社が独占的に販売していましたが、これからは電力会社や料金プランを自由に選択することができます。携帯電話のキャリアを選ぶように自由に電力会社を選ぶことができるようになります。電力会社によって様々なサービスがあるので、事前に必須ポイントを考えておくとよいでしょう。
切り替える前にまず、ご自宅の検針票の電気使用量、電気料金をご確認ください。各地域の電力会社の料金プラン、使用量によって電気料金が変わります。なお、使用量が300kWh(8000円以上)の方は乗り換えた方がお得です。あらかじめ、料金比較サイトで最適な料金プランをシュミレーションできますのでご利用ください。
>>エネチェンジ https://enechange.jp/
Q.新電力に変えたら、スマートメーターに変えなきゃいけないの?
A.現在、スマートメーターに変えなくても新電力に変えることはできるようです。
2020年までにすべての家庭でスマートメーターに置き換える予定になっていますが、まだまだ交換が追い付いていません。これまでは円盤がくるくるまわる電力量計、いわゆるアナログメーターでした。
これからは通信機能のデジタルな電力量計、スマートメーターに切り替わります。スマートメーターはネット経由で30分ごとに使用量が分かるので、わざわざ毎月検針員が来なくてもよくなります。遠く離れた場所でも電気料金をチェックできるのでとても便利!
Q.電力自由化になれば必ず乗り換えないといけないの?
A.無理に乗り換えなくても大丈夫です。
「新電力に切り替えないと来月から電気が止まる」と強制的に契約するよう迫ってくる詐欺もあります。安心してください。新電力に切り替えなくても電気が止まることはありません。そんな悪質な勧誘に騙されないために事前に確認してから切り替えましょう。資源エネルギー庁のHPに審査をえて登録した事業者が掲載されています。
>>登録小売電気事業者一覧
http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/summary/retailers_list/
その他、電力自由化についてわからないことがありましたら調べてお答えしますので、ぜひご連絡ください!
次に、先日「足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ」(通称、足温ネット)さんにて開催した、みんな電力の「やさしい電力自由化講座」でのワークッショップ「理想の電力会社を考えよう!」にて、私のグループが考えた理想の未来の電力会社をご紹介します。「どんな電力会社だったら社会にとっていいのか」というテーマで考えました!
社名
【TOKYO DREAM 2020】
東京オリンピック2020に向けてみんなでつくる夢のある電力会社
特徴
・電源
自然エネルギー100%で安全で持続可能なエネルギーを供給
・ポイントサービス
電力量に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントでみんなの夢を実現
・電力の地産地消
地元の電気を応援することで地元を元気に!
・みんなでつくる東京オリンピック
太陽光などでつくった電力で東京オリンピックを開催
・定期的なオフ会
電力会社、消費者間で顔が見えて安心
ワークッショップで出された他のグループの理想の電力会社はこのような感じでした。
・下町バッテリーEnergy
送配電線を使わないで自然エネルギーを供給する
・えどがわエコでん
発電した地域の特産物がもらえる
・なんでも貯まるニャンタマ電力
フィットネスジムに人力発電を設け、運動しながら電気をつくる
◆終わりに
色々な電力会社のアイディアが出ましたが、こういったアイディアを叶えられるのが電力自由化です!未来のエネルギーのことを考えるとワクワクしますよね!私も今回をきっかけに自宅の電気代を見直すことができました。これからもみなさんと共にエコやエネルギーについて学んでいきたいと思います。次回もお楽しみに!
<ライター紹介>
永峯恵(ながみね・めぐみ)
ジョシエネLABO立ち上げメンバー。元エネドル太陽光担当の民謡アイドル。「あったか福島観光交流大使」として福島県の観光PR活動も行っている。
現在はネット生放送「ジョシエネROOM」を担当。またエネルギー民謡により全国に自然エネルギーの大切さを広めている。