ご当地電力を直撃リポート!会津初メガソーラー☆
読みもの|7.26 Tue

みなさん、こんにちは!
「エンヤー」と元気に民謡を歌う、ジョシエネLABOメンバーの永峯恵です。
初コラムは「電力自由化」について投稿しました。(前回の記事はコチラ!
皆さまから「参考になった」「リンク先調べてみます」などのご感想をいただき、とても嬉しかったです。
今後も皆さんに役立つエコエネ情報をお伝えしていきま~す♪

さて第2回は、私の故郷会津のご当地発電所「会津電力株式会社」についてご紹介します。

◆会津電力株式会社

2013年に市民の有志が設立したご当地電力会社です。
主に、太陽光、バイオマス、水力などの自然エネルギーを活用して、地域の自立を目指しています。

会津電力
会津電力の大きな特徴は小規模分散型の太陽光発電所を建設しているところです。
災害時リスクを減らしたり、地域の皆さんに自然エネルギーに興味をもってもらうことがねらいだそうです。
会津電力グループは太陽光発電所が約48カ所で3,880kW発電容量があり、約1,160世帯分の電気を賄うことができます。
発電した電力は大手電力会社に売電しています。

会津電力
先日、会津電力メガソーラー発電所「雄国太陽光発電所」を見学させていただきました。
年間の予想発電量は963,600kWhで一般家庭約300世帯分に相当するんですって!
広大な敷地にびっしりとパネルが設置されていて、まるで山上にひっそりと佇む湖のよう。
会津地域初のメガソーラー発電所です。

◆雪国ならではの工夫!

会津といえば、雪が深い地域。
そんな雪国で太陽光発電なんてできるの?と疑問に感じますよね。

会津電力
パネルの架台は、角度が30度で雪が滑り落ちるように工夫がされています。
実証実験でパネルの設置角度30度が年間発電量の点で最適であるということが検証されました。
また、パネルを地上2.5mの高さで設定し、積雪が多くなってもパネルに雪が積もらないようになっているんです。
そして夏は雑草が伸びても、頻繁に除草をおこなわなくても良いという利点があります。

会津電力
他にも、地域の方や子供たちが再生可能エネルギーを学べる再生可能エネルギー体験学習施設が併設されています。
ここでは太陽光、風力、水力の実験装置もあるそうです。

◆さらに、会津電力ならではのユニークな取り組みが!

エネルギー×食 ワイナリー
自然エネルギーを使って付加価値のある商品をつくりたいという想いから、喜多方ワイナリー計画が始動しました。
この計画は関連会社での事業ですが、雄国太陽光発電所からほど近い畑を利用し、ブドウ栽培、ワインの醸造までをおこないます。
会津地域は山の排水がよく、盆地特有の寒暖の差があるのでブドウの栽培に適しています。

会津電力
広大に広がるブドウ畑、ここにブドウがたわわに実るんだぁ。ワクワク!
喜多方ワイン、是非飲んでみたいですね。

震災後、原発に頼らない、安全で持続可能な再生可能エネルギーで電力をつくる会津電力。
私も会津出身の一人として身近に感じました。
会津でエネルギーの地産地消が進んでいったら嬉しいです。
将来は地元会津で「めぐみ発電所」をつくりたいなぁ!
ご案内いただいた小林さん、齊藤さんどうもありがとうございました。

<ライター紹介>

永峯恵(ながみね・めぐみ)

ジョシエネLABO立ち上げメンバー。元エネドル太陽光担当の民謡アイドル。「あったか福島観光交流大使」として福島県の観光PR活動も行っている。
現在はネット生放送「ジョシエネROOM」を担当。またエネルギー民謡により全国に自然エネルギーの大切さを広めている。

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