かんきょう女子の活動報告書:食も花も、「廃棄される運命」を変えたい
読みもの|9.23 Wed

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環境新聞 × ジョシエネラボ コラム
かんきょう女子の活動報告書
202009
母の日前に買い取った、農家さんが棄てる予定のカーネーション。長さが足りずに出荷できなかったそうです。

食も花も、「廃棄される運命」を変えたい
ーSNSで幅広く、ポップに環境問題を発信ー

 はじめまして。今年から新社会人として飲食関係の仕事をしながら、大学時代から環境教育や廃棄される食品や花について啓発活動をしている冨塚由希乃と申します。幼少期から地球環境に問題意識を持ち、世界の貧困や食糧問題の入り口から、食品ロス問題を軸として啓発やインターンを行ってきました。
 大学時代に食品ロス事業を営むインターン先で、若手不足地域の農業をお手伝いさせていただきました。廃棄の現場や生産者の想いに触れ、丹精込めて作った商品を、廃棄せずに欲しい方に届けたいという思いを強く持ちました。また昨年夏からは、廃棄された花=ロスフラワーを使用したワークショップなどを行うフラワーサイクルアンバサダーの一人として、花を含むあらゆる流通においての廃棄事情を発信しています。
 私が活動の中で気を付けていることは、環境問題に興味がない人に対しては「きれいな花」や「おいしく食べよう」などの敷居の低い見せ方をすることで、自分事にできるような巻き込み方をすることです。すでに環境意識のある方には環境ビジネスコンテストに参加していただいたり、今後自分たちに何ができるのかディスカッションしていただくことで、参加者の考えのアップデートを促しています。
 今後は、現在本業で飲食店向けのサービスを扱う会社にいるのでそのナレッジを使い、サステナブルな飲食店のコミュニティ作りをしている「日本サステナブル・レストラン協会」の運営として、環境問題に配慮した飲食店を拡大していきたいです。飲食店は、生産者と消費者をつなぐ役割を持った大切なハブだと考えています。日本は食のサステナビリティがまだ浸透していないと感じていますが、食品ロスや調達、エネルギーや労働環境などを一つずつ改善していくことで、まわりまわってお店にも地球にも持続可能な経営ができると信じています。
 SNSで幅広く、そしてポップに、廃棄物を中心とした環境問題全般を発信させていただいているので、ぜひ覗いてみてください。これを読んでくださっている方と、いつか一緒に活動できることを楽しみにしています。

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フラワーサイクルアンバサダー 冨塚由希乃
https://twitter.com/8548yukkidayo

環境新聞 2020年9月16日号より転載
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