かんきょう女子の活動報告書:食の「サステナビリティ」を「おいしさ」と同じ基準で選ぶ社会に
環境新聞 × ジョシエネラボ コラム
かんきょう女子の活動報告書
日本サステイナブル・レストラン協会のYouTubeでは過去のウェビナーをご覧いただけます。http://bit.ly/SRA-J-youtub
食の「サステナビリティ」を「おいしさ」と同じ基準で選ぶ社会に
ー今だからこそ地球や社会に貢献できるお店を選ぶー
こんにちは。飲食関係の仕事をしながら、大学時代から環境教育や食品ロス、花ロスの啓発活動をしている冨塚由希乃です。本業とは別に、社外で「食のサステナビリティをレストランから発信し、サステナビリティに配慮したお店を選んで食事をする消費者を増やす」活動をしています。
突然ですが、なぜ皆さんはレストランで食事をするのでしょうか?自分で作らずともおいしい料理が出てくるから。シェフのこだわりのある料理を食べたいから。たくさんの理由があると思います。そしてこの問いは、新型コロナウイルスの影響で自粛しなければならなかったレストランの方々が、おそらく一番深く考えた問いだと思っています。
レストランは、生産者から私たちの口に入るまでのストーリーを作り、一緒に食事をする方とそのストーリーをシェアできる場であると私は考えています。「食べる人たちへリアルにストーリーを届けられる」存在であるからこそ、食のサステナビリティをも届けられる、大事な役割があると考えています。
しかしながら日本は先進国の中でもまだ食のサステナビリティが浸透しておらず、飲食業界の動向を見てもまだまだ伸びしろがある状況です。取り組んでいるレストランがあっても見つける方法がわからなかったり、知られていないものの実は環境・福祉・健康など様々な角度から取り組みをしているレストランもあります。そんな思いを抱えている時に、レストランを応援し、取り組んでいない余白部分を一緒に考え、より更なる取り組みにつながるようサポートをしている「日本サステイナブル・レストラン協会」に出会いました。
グローバルに展開するこの団体は、サステナビリティを軸に、レストランの格付けを行い、持続可能なフードシステムの構築へ向けて取り組みを行っています。今後はレストランだけでなく個人会員も募集し、より双方の活発な交流を促す予定です。外出が以前より制限された今、だからこそ間接的にでも自分が地球や社会に貢献できるお店を楽しく選びませんか?
一般社団法人日本サステイナブル・レストラン協会 ユース 冨塚由希乃
https://twitter.com/8548yukkidayo
環境新聞 2021年3月17日号より転載
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