かんきょう女子の活動報告書:「場所にとらわれない」環境教育
読みもの|4.28 Wed

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環境新聞 × ジョシエネラボ コラム
かんきょう女子の活動報告書
202104
インターンシップで作成した動画の一部

「場所にとらわれない」環境教育
ードミニカの小学生向けに海ごみ問題の動画作成ー

 こんにちは。元JICA海外協力隊のゆかりです。JICA海外協力隊とは、JICA(独立行政法人国際協力機構)が行う、途上国でのボランティア事業です。前回のコラムでは、ドミニカ共和国の小学校で環境教育の授業を行ったことや、「学校の先生、親や友達など、様々な人が環境教育に多面的に関わってほしい」という思いを書きました。
 新型コロナウイルスの影響で日本に帰国した後も、「ドミニカ共和国へ向けて何か環境教育ができないかな」と思っていました。そのような時に、ICT(情報通信技術)を活用し、開発途上国でも使えるような学習動画を提供している会社がインターンシップを募集しているということを知りました。「ドミニカ共和国へ向けて環境教育の学習動画が作れるかも!」と思った私は、さっそく参加することにしました。
 このインターンシップで、ドミニカ共和国の小学生たちに向けて「海のごみ問題」を教える動画を作りました。ドミニカ共和国にはカリブ海に面する美しいビーチがたくさんあります。しかし近年、海の漂着ごみが問題になっています。浜に多くのごみが打ち上げられている光景や、近くの道路にプラスチック製の袋 や空の容器が散乱している様子を私も目にしました。
 作成した動画は、「なぜ海にごみがあるのか知ってもらう」「自分にできることは何か考えてもらう」ことを目的にしました。小学生が飽きずに動画を観られるよう、問いかけを入れたり、柔らかな口調で解説音声を入れたり 、画像や図を使ったりと工夫しました。この動画は私がドミニカ共和国へ戻った際に使う予定でしたが、いつ戻れるか分からなかったため、現地で一緒に環境教育を行っていたパートナーに送り、授業で使ってもらうように頼みました。
 このインターンシップを通じて、「これからはもっとICTが普及して、場所にとらわれずに環境教育をしたり、環境教育を受けられたりするのだな」ということを実感しました。これからも積極的に新しい技術に触れて、環境教育の手段として取り入れていきたいです。

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元JICA海外協力隊 ゆかり
https://twitter.com/yukari__DR

環境新聞 2021年4月21日号より転載
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