
2025.12.08
おいしいものを選ぶことは、自分の生き方を選ぶことでもあります。無添加の素材、オーガニックな製法、グルテンフリーというやさしい工夫。その一つひとつには、自然と人の関係を見つめ直す小さな哲学が息づいています。 「お取り寄せスイーツ」は、そんな想いを手軽に味わえる入口。遠くの土地で生まれた丁寧な仕事を、食卓で受け取る。それは、誰かの暮らしや風景と、静かに響き合う体験です。 TADORiが選ぶのは、見た目の華やかさよりも、背景のあるおいしさ。素材、つくり手、土地の循環をたどりながら、食べることの意味をやさしく問いかけるスイーツを集めました。
おいしいが、だれかのうれしいになる。 Nama Gâteau Au Chocolat
からだの声を聴きながら、食べる時間をもっと楽しむ。 みんな商店 季節の腸活フルーツパフェ
飲むことが、森を育てる。 森のコーラ
森の息吹を、そのままカップに。 しなの花ティー

1本につき約3円がカカオ農家に還元

濃厚なのに、やさしい。Nama Gateau Au Chocolat(ナマガトーショコラ)は、小麦粉・白砂糖・添加物・保存料を一切使わないグルテンフリーの生ガトーショコラ。チョコレートに含まれる甜菜糖のやわらかな甘みを生かし、からだにも、環境にもやさしいスイーツに仕上げています。 主原料には、ベルギー・ピュラトス社の「カカオ・トレース」認証チョコレートを使用。このプログラムでは、チョコレート1本あたり約3円がカカオ生産者に還元され、技術支援や教育を通じて、現地の暮らしを支える仕組みが築かれています。つまり、この一切れを選ぶことが、遠くの誰かの未来を少し明るくするのです。

「みんな商店 季節の腸活フルーツパフェ」は、発酵の力を生かしたスイーツです。旬の果物をじっくりと発酵させ、チアシードやアガベシュガーなど、オーガニックで無添加の素材を重ね合わせる。自然のリズムに寄り添いながら、心とからだに心地よい習慣をデザインしています。 すべてのパフェは、店内で発酵の仕込みから調理まで手づくり。発酵の過程で果実の甘みが深まり、香りがやわらかく変化していく。その小さな時間の積み重ねが、からだに届くやさしさを育てています。 容器にはリターナブル瓶を採用。食べ終えた後も資源が循環するよう、「Bring me Back」シール付きで返却可能です。

グラスに注いだ瞬間、スパイスの香りがふわりと広がる。このクラフトコーラは、スマトラ島の森と日本の里山をつなぐ一本です。 ベースとなるスパイスは、インドネシア・スマトラ島の熱帯林で育ったもの。現地のNGOが進めるアグロフォレストリー(森林と農業を共存させる仕組み)によって、農薬を使わず、在来の木々の下で香辛料や果実がゆっくりと育まれています。栽培が進むほどに土が蘇り、森が再び呼吸を取り戻していく。 香りの要となるのは、兵庫・姫路の契約農家が育てた有機ゆず。昼夜の寒暖差がつくる澄んだ酸味が、スパイスの奥行きと溶け合い、一口ごとに森の奥へと誘われるような余韻を残します。

カップの中で、花がひらく。それはまるで、森の小さな春を閉じ込めたような瞬間です。 山形県鶴岡市の山あいで、“和リンデン”と呼ばれるしなの木(オオバボダイジュ)に、わずか8日間だけ咲く貴重な花を、ひとつひとつ丁寧に手摘みしてつくったハーブティー。花をカットせず、そのままの形(ホール)で乾燥させているため、お湯を注ぐと水面にふわりと花が咲き、目で愉しむ新感覚のティー体験が生まれます。 やわらかいはちみつ色の水色(すいしょく)と、ほのかに甘く穏やかな香り。ノンカフェインなので、昼でも夜でも、自分を整えたい時間に寄り添ってくれます。飲むというより、森で深呼吸するような感覚です。

1本につき約3円がカカオ農家に還元

森林再生への支援:スマトラ島でのアグロフォレストリーを推進するNGOと連携し、持続可能な森林再生に貢献。

希少な地域資源の活用と伝統文化の継承

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