食卓からサステナブル!?ヴィーガンをタドる!Vol. 1
読みもの|10.7 Thu

最近「ヴィーガン」という言葉を耳にする機会が増えたように感じませんか?
「宗教チック」「健康や動物愛護のためでしょ?」という印象をお持ちの方も多いと思います。
実はヴィ―ガンは、健康や動物愛護だけでなく、環境問題にも大きく貢献できるみたいです!
今回はそんなヴィーガンの世界をタドリます!

目次

ヴィーガンって?

ヴィーガンは主に、植物性食品のみを食べる人をさします。例えば、下記の食品は一切口にしません。

  • 肉類
  • 魚類
  • 牛乳
  • 蜂蜜

など。
このような多くの食事制限がありながら、なぜ彼らはヴィーガンという選択肢を選ぶのでしょうか。

ヴィーガンになる3つのメリット

ヴィーガンになるメリットとしてあげられる代表的なものが
「健康」「動物愛護」「環境」への配慮です。

健康

ヴィーガンの食生活を送ることで、健康状態が改善されると言われています。例えば、動物性食品に含まれる飽和脂肪酸の摂取量が減るため、心臓病や糖尿病、脳卒中、がんなどの発症率が下がるとされています。
(参照:What Is Veganism, and What Do Vegans Eat?

また、体重減量の効果も見られることから、「ヴィーガンダイエット」が流行しています。Instagramでは37.3万以上の投稿に#veganweightlossのハッシュタグが使われています。(2021年9月2日現在)

動物愛護

動物愛護を理由にヴィーガンになる方も多くいます。植物性食品だけを食べれば下記のプロセスを減らせるためです。

  • 牛乳の生産のため、生まれたばかりの子牛が親牛から離れ離れにされてしまう。
  • 卵の生産のため、雄のひよこがシュレッターにかけられ殺されてしまう
  • 鶏肉の生産のため、にわとりが身動きが取れないほどのスペースに閉じ込められてしまう
  • 豚肉の生産のため、子豚同士の闘争で互いに傷つけ合わないよう、切歯されてしまう

ヴィーガンの食生活を1年間続けると、100以上の動物の生命を救えるとも言われています。

最近では、ファッションや化粧品にも、動物愛護の観点からヴィーガンを推奨する動きが起きています(☆)。エシカルファッションクルエルティフリー認証マークがその例です。

環境

植物性食品は動物性食品よりも、土地や、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を抑えることができます。ヴィーガンは環境にも良い影響があるんです!

ミルクを例にとってみましょう。下記の図は、環境への影響を牛乳の種類ごとにまとめたものです。
※酪農牛乳のみが動物性食品

(参照:Climate change: Which vegan milk is best? https://www.bbc.com/news/science-environment-46654042

結果からわかるように、酪農牛乳は、温室効果ガスの排出、必要な土地、水の全ての観点で、他の植物性食品よりもはるかに上回っています

土地・温室効果ガス
2019年に起きたブラジルでの熱帯雨林の火災は、酪農用の土地を確保するために行われました。火災による温室効果ガス排出量の増加や、森林が減少することによる酸素の減少、さらには森林に住む動物種の絶滅にもつながります。

水】
ここで、あるランチで、どのくらいの水が消費されているか考えてみましょう。
このハンバーガーとコーラのランチが作られる過程で、2932リットルが使われています。
この数字はなんと、36個のバスタブをいっぱいにするための水の量に値します。
さらに、このランチの材料に使われている水の量に着目して見ると、2932リットル中2626リットル牛肉が占めています。

(参照:Multimedia hub: https://www.waterfootprint.org/en/resources/multi-media/

フレキシタリアン

こんなに環境に貢献できるなら、ヴィーガンになろうかな…」と考え始めた方も、ヴィーガン・非ヴィーガンだけが選択肢ではありません。

100%ヴィーガン を目指さなくても、ときどき動物性食品を食べるベジタリアン「フレキシタリアン」という選択肢もあります。

私の場合は、貰い物、外食は何を食べてもOKだけど、買い物に行く時は、植物性食品を中心に選ぶようにしています。また、ヴィーガンでない人でも、乳製品アレルギーや、宗教上の理由で動物性食品を摂取できない人にとって、ヴィーガン食品は彼らに食の選択肢を提供することができます。

「ヴィーガン」と一口に言っても、その中でも程度はあり、ヴィーガンが良い悪いではなく、多様なライフスタイルや価値観の人々に選択肢を与え、より包括的な社会にしていきたいと個人的には思います。

ビジネスの変動

ヴィーガンが増えることで、酪農家の失業を押し進めてしまうのでは、という懸念を抱く人もいるかもしれません。しかし、時代の変化により、職業に影響を与えるのは自然なこと。例えば、新型コロナウイルスの感染拡大により、衰退したビジネスもあれば、発展したビジネスが存在するのも事実です。また、ビデオテープ→DVD→Netflixなどの動画配信サービスの普及など、時代によってニーズは変わります。このように、ビジネスのニーズの変動は必然的なことであるため、それをきっかけに、新たな視点を取り入れることが重要なのではないでしょうか。

海外ではあのマクドナルドが、日本でもモスバーガーが、ヴィーガンオプションを提供しています。このように、飲食店やスーパーでもターゲット層を広げ、より多くの選択肢を提供することで、ヴィーガンやフレキシタリアン、乳製品アレルギー体質の人、動物性食品を好む人など、多様な食習慣の人々が一緒に食事を楽しめるようになるかもしれませんね。

まとめ

ヴィーガンの食生活を送ることで、健康や動物愛護だけでなく、環境にも大きく貢献できます。食事やファッションもヴィーガンの視野を取り入れることで、私たちの生活に新たな選択肢が生まれます。その結果、より多くの人にとって住みやすい、持続可能な社会に近づいていくのではないでしょうか。

☆箇所参考URL
コーチやグッチなど多くの有名ブランドは動物の毛皮を使った商品を販売することを一切やめました。

EUでは2013年に、化粧品の動物実験が完全に禁止されました。

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タドリスト
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多様な価値観を尊重する社会づくりに貢献することを目標に活動中