捨てるの待った!着なくなった洋服の活用方法をタドる!
読みもの|11.16 Tue

もうすぐ年の瀬…。「新しい年を迎える前に、手元にあるものの整理をしようかな?」なんて思っている人も多いのではないでしょうか?

かくいう筆者も、ひさびさに実家に帰ったら「もうこれは着ないなあ(笑)」という洋服がたくさん!でも、捨てるのはなんだかもったいないし、燃やしてCO2を出すのもなんだかなあ…。

ということで、今回は、自分にとっては魅力が過ぎ去ってしまった洋服たちを、捨てずに賢く再利用する方法をタドってみました!

目次

気軽にできる!アパレル店舗への古着の持ち込み

一番手軽にできるのは、アパレル店舗の回収システムを利用する方法。着なくなってしまったお洋服をリサイクルや寄付に回してくれるので、新しいお洋服も罪悪感なしに買えるかも!?今回は、数あるリサイクルボックス設置ブランドの中でも、ブランド関係なく回収しているH&M、GOLDWIN、スノーピークをピックアップしてみました!

H&M

ブランドやコンディションを問わず、不要な服や布地を店舗に持ち込むことができます。レジで店員さんに古着を渡すと、次回のお買い物に使えるお礼のクーポン券ももらえます。

持ち込まれた洋服は、リウェア、リユース、リサイクルの3つの方法で活用されています。

  • リウェア=そのまま古着として販売
  • リユース=洋服としてではなく、クロスなどの製品に作り直され販売
  • リサイクル=織物繊維に細断され、断熱材の製造に利用

(参照:Let’s close the loop | リペア&リサイクル)

GOLDWIN

THE NORTH FACEやCountaveryなどのブランドで知られるGOLDWIN。BRINGというリサイクルブランドとのパートナーシップにより、どのようなメーカーやブランドの服も状態を問わず回収しています。レジで店員さんに古着をわたすと、なんと当日から使えるクーポンをもらえます。

こちらのリサイクルの特徴は、ケミカルリサイクルというリサイクル技術。石油から製造された洋服(ポリエステルやナイロンなど)も、製造されたときと同レベルの高純度な原料に再び戻して服として再生しています。

(参照:GREEN IS GOOD)

スノーピーク

アウトドア製品の開発、販売を行うスノーピークでは、洋服だけでなく、なんとテントの回収も行っています。レジカウンターで古着を受け渡すと、オリジナルステッカーがもらえます。

回収後は日本環境設計の再生ポリエステル製造技術によってポリエステルを取り出して精製、糸を作り、新たな服へと生まれ変わります。回収された洋服まるごと新しい服へと生まれ変わるので、新たな資源を消費しません。

(参照:思い出の詰まったテントや洋服に、新たな命を吹き込む。SNOW PEAK ReCYCLE PROJECT.

回収をしてくれる自治体も!

「わざわざ自分で洋服を運ぶ時間はない…。」というお忙しい読者の皆さま、朗報です!自治体によっては、洋服を回収してくれるところもあるようです。お住まいの地域自治体のHPなどをチェックしてみましょう。

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注意点:汚れの程度や破損状態によっては回収対象外でゴミとして扱われてしまうこともあるので各自治体の回収条件をチェックすることをおすすめします。

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フリマアプリを活用して、ちょっとしたお小遣い稼ぎはいかが?

セカンド品を扱うお店では、洋服を買い取ってくれるところもあります。しかし、カジュアルブランドやファストファッションブランドの場合、新品時の販売が低価格ということもあり、買取価格が安くなってしまう傾向も…。

ブランド品などではないけれど、少しでも高く売りたいという方は、フリマアプリの利用という手もあります。お近くの店舗、またはオンラインストアを見てみましょう。

PayPayフリマ

PayPayフリマの良いところは出品手数料が業界最安なところ。特にPayPayユーザーの方はお得に出品できそうです。

【公式】PayPayフリマ – ペイペイフリマ|かんたん・安心フリマアプリ

ラクマ

楽天ユーザーの方は、ラクマがおすすめ。出品すると、楽天ポイントが貯められます。

ラクマ(旧フリル) | 楽天のフリマアプリ – 中古/未使用品がお得!

メルカリ

メルカリの良いところは、ユーザーが多く、買い手が見つかりやすい点。とにかくはやく売りたい方にはぴったりです。

メルカリ – 日本最大の売れるフリマサービス

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TADORi編集室からの豆知識
「汚れがひどくて捨てざるを得ない洋服がある」ちょっと待った!ボタンは外して出品してみては?布は汚れたり破れたりしやすいですが、ボタンはきれいなまま残っているという場合も多いですよね。そういう時は、ボタンだけ外して再利用するという手もあります。

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お裁縫が好きな方は自分好みにアレンジ

自分で何か作るのが好き!という方は、古着を他のものにアレンジしてみるのもいいですね。今回は手軽にできそうな古着マスクの作り方と、遊び心を持ったアレンジ方法をご紹介します。

マスク

感染症対策で日常使いが当たり前になったマスク、着られなくなった服で作ってみるのはいかがでしょうか?実は筆者はお裁縫が大好き人間。いらなくなった服を切ってガーゼと縫い合わせてマスクをつくりました。

クマのぬいぐるみ

育ち盛りのお子さんがいるご家庭では、せっかく買ったけどサイズがすぐに合わなくなって洋服だけが溜まっていく…。なんて方もいますよね。アイディア次第では、お子様の思い出をそのままに、残すこともできます。

2020年に生まれた息子さんと暮らすシマヒラさん(@shimahira12)は息子さんが新生児の時に着ていたクマ顔ロンパースをそのままぬいぐるみに!

自分ではできないけど、アップサイクルがしてみたい!という方におすすめサービス

自分ではできないけど、愛着のある洋服をアップサイクルしたい!という方は、リメイクブランドにオーダーしてみるのはいかがでしょう?着ないけど手放せない洋服も、リメイクすれば、買ったときのように、もしくはそれ以上にあなたの日常を彩ってくれることでしょう。

shiro ni sekai

海外で買った伝統布地や洋服をリメイクしているブランドです。特徴は白を基調としたデザイン。ちょっと派手過ぎて、日本に帰ってきてからは着てない海外の洋服や使っていない布がある方は、shiro ni sekaiの選べる型の中からお好みのデザインを選んでオーダーしてみましょう。

SHINPIN

古着を利用して1点ものを作っているリメイクブランドです。思い入れのあるけれど、もう着られない洋服がある方は、素敵なデザインに仕立て直してもらいましょう。

まとめ

まずは持っているものを大切に使うこと。洋服としての魅力が過ぎ去ってしまっても、だれかにとっては価値のあるものかもしれませんし、素材ひとつ取り出してみると、想像もできない素敵なモノ作りの種、なんてことも!また、持っているものを人に譲ったり、リサイクルしたりして長く使い続けることは環境配慮にもつながります。お手元にある着なくなってしまった洋服、捨てるのではなく、あなたに合った手放し方や再利用の方法を選んでみてくださいね。

#アップサイクル #持続可能な社会 #読みもの
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記事を作った人たち

タドリスト
廣瀬あかね
横浜出身、東京在住。国際教養大学在籍中。メンタルヘルスの医療化と新自由主義の影響について研究中。好きなことは読書、お絵かき、誰かと話すこと。最近は相席食堂にはまっています。